モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

いい大人がゼロからドイツ語を学ぶ記録|A1対策日記10. ドイツ語A1受験報告:2日目「Hören(聞く)」「Lesen, Schreiben(読む、書く)」

前日の「Sprechen(話す)」試験はかなり未練が残りましたが、この1ヶ月の最大の不安要素をクリアしたので気持ちは楽になりました。筆記試験でいつも通りの正答率が取れれば、まだ合格の可能性もあると思っていました。

 

筆記試験は、他の方の体験ブログでもしばしば同じ感想を見かけますが、練習で解いていた模擬試験より難しく感じました(笑)

 

受付

昨日と同じ受付へ。名前を伝えると、試験会場の教室の前で待つように言われました。

そこには昨日のソファで会ったAさんとBさんがいました。

途中からさらに二人、B1を受けるという男女も登場。

「あなたたちは?A1?なんか緊張してるね(笑)大丈夫、なんとかなるから頑張って!」くらいまでは聞こえましたが、その後B1プレイヤー二人で話し始めるとまったく会話についていけず。B1に向けて勉強するころにはこんなに喋れるようになるのかと、素直に憧れました。

 

試験開始

A1受験者はAさん、Bさん、若い男性(Cさん)、私の4人。

荷物はすべて部屋の隅へ。鉛筆や消しゴム、鉛筆削りまですべて教室側が用意してくれています。パスポートだけ机の上に置きます。

席に着くと、まず回答用紙に氏名や誕生日、受験日などを記入するように指示されます。BさんとCさんがいろいろと質問していて、少し時間がかかりました。

Cさんは「Hören」パートの間こそおとなしくしていましたが、「Lesen, Schreiben」の時間になるとすぐ、なにやら(非ドイツ語で)試験官に話しかけ始めました。試験官は最初「静かに」と窘めていたようですが、それでもCさんは何かを訴えていて、最終的に荷物をまとめて退出してしまいました。

 

時間はたっぷりある

模擬試験を解いていた時と同じように、「Lesen, Schreiben」の時間は十分にありました。が、特に「Lesen」では、いつもよりも正解がはっきりしない問題が多かったです。「Lesen」Teil 2 の正誤問題で、

「〇〇さんと△△さんは結婚する」なのか「〇〇さんと△△さんは既婚である」なのかがわからず(それによって正答が変わる)最後まで悩んでいました。

「Schreiben」Teil 1は完答を目指していましたが、「Farbe(色)」を記入したいのに色の単語が見当たらない・・文の構成からしてこれだろう、という位置にあるものが唯一意味を知らない単語だったので、それを書きました。後で調べたところ、「Schwarz(黒)」ちゃんと色でした。笑

「Schreiben」Teil 2は、「新しい住居を探したいので現地に住んでいる友人に情報を求める」という解釈が微妙なテーマでした。

示されている3つのポイント

・なぜこれを書いているか?

・どこに住みたいのか?

・(家賃を)いくら払うのか?

に確実に答えるように注意して文章を作りました。

あとから振り返ると「メインステーションからバスで20分以内で家賃15CHF以下」というのはチューリッヒではあまり現実味がない要求なので、それを理由に減点されないかと心配です(笑)

このパートは、前提となるテーマの解釈が正しければ、そこそこ答えられていると思います。が、その解釈が必ずしも正しい自信がありません。

 

回答用紙に書き写す時間もある

各パートの制限時間は、あくまで「問題を読んで答える」ための時間と想定されています。この時間にはとりあえず問題用紙に回答を記入しておくだけでよく、あとから回答用紙に書き写す時間が10分ほど用意されています。私は書き忘れなどが不安だったので最初から回答用紙にマーク・記入していましたが、用紙を行ったり来たりするのが煩わしいと感じる人は、推奨されている通りに後から回答用紙に書き写すのが良いと思います。

 

結果の受け取り方がわからない

Aさんは終了予定時間10分前くらいですべての記入を終えたようで、一足先に帰りました。Bさんと私は最後までねばっていました。

終了後、結果の受け取り方について試験官の先生がドイツ語で説明してくれていました。Bさんはすぐに理解したようで少し先生と話した後、退出。私は何を言っているのかほとんどわからなかったので、ダメ元で英語で聞いてみたところ

*結果が出たら「結果が出た」旨を郵送で通知

*ここに結果を取りに行く

*結果が出るまでに6~9週間かかる

ということです。

ほとんどマークシートなのになんで6週間もかかるのか・・

何はともあれ、試験は終わりました!

1ヶ月弱、受験生みたいな心境を久しぶりに味わいました。これで本当に自由なチューリッヒ生活が始まります!