【St. Gallen】クリスマスマーケットを巡る | 星が瞬くザンクト・ガレン
こちらもどうぞ:
クリスマスマーケット特集の第一弾、ザンクト・ガレン。
チューリッヒから電車で1時間ほどのドイツと接する都市で、旧市街は小規模ながらも美しく、街のシンボルである修道院は世界遺産にも登録されています。
街中のお店のディスプレイは、どこも気合いの入ったクリスマス仕様。
それぞれのお店の商品や個性を生かしたディスプレイが並び、歩いているだけでクリスマスを満喫している気分になれます。
チーズフォンデュを食べたお店の飾りはどことなく新年ぽさも感じます。
カフェやバーのディスプレイは夜になると存在感を発揮します。
商品(刃物)を主役にしたディスプレイ。
キリスト教では、12月の第一日曜日からクリスマス・イブまでの期間が、キリストの降誕を待ち望むアドベントとなっています。ヨーロッパの家庭ではこの期間になると4本のキャンドルを用意し、第一週の日曜日は1本、第二週は2本…と増やしながら火を灯していく風習があるそうです。だからキャンドルの4本セットが売られているのをよく見かけます。
ここからクリスマスマーケット会場の様子を。
修道院の周辺をはじめ、ちょっとした隙間にたくさんの屋台が並び、食べ物や雑貨など様々なクリスマスグッズが売られています。
他にも色とりどりのお菓子、暖かそうな帽子やマフラー、ガラス細工のオーナメントなど、それぞれが思い描くクリスマスの形を店に並べています。
大聖堂の脇ではアルプホルンがコラールを吹いていたり(朝から夕暮れ時まで休みなく聞こえてきました)
ショッピング街沿いで金管楽器が「ウィリアム・テル序曲」を演奏していたり。
ちなみに、この曲とリンゴの逸話で有名なウィリアム・テルはスイス出身とされる伝説の英雄で、彼を称える祝日があります。スイス人の友人が「スイスには二人の英雄がいる。ウィリアム・テルとロジャー・フェデラーだ」と明言するほど、みんなが大好きな人物です。
寒すぎて大聖堂に避難したりしながら夜を待ちました。
夕暮れに向けて街はさらに賑やかになっていきます。日が暮れるとイルミネーションが一斉に点灯し、「星の街」と呼ばれる姿を見せます。
そしてヒュッテも夜仕様に。一つ一つの売り場が宝石箱のように輝いて見えます。やっぱり繁盛するのは食べ物のヒュッテです(笑)
とにかく寒いので、グリューワイン(7CHF)は大人気。
マグカップを返すと3CHFくらい返ってきますが、現在我が家には飲み物の容器がワイングラスしかないので(笑)、ありがたく持ち帰ることにしました。ライトアップされた星をモチーフにしたシンプルなデザインが良い感じ。
そして、昼からいたるところで見かけていた焼き栗が美味しそうだったので購入。100gから50g単位で選べます。大粒でホクホクでした。
広場の端にあるWaaghausの中にも所狭しとお店が並んでいて、暖を求める(?)人たちでごった返しています。
そんなこんなで、寒い寒いと言いながらも9時間以上、ほぼ旧市街の中で過ごしました。
詳しい情報はこちら。
こちらは公式サイト。ここも含めて各地のクリスマスマーケットのサイトに気合が入っていて、このイベントにかける思いの強さを感じます。
この日の夕方までの天気はこんな感じでした。この週はスイス全体で特に寒かったのですが、いずれにしても最大級の防寒が必要です。
ヨーロッパに来て初めてのクリスマスマーケット@ザンクトガレン、とても素敵な思い出になりました。修道院の見学と併せておすすめです。