冬休み in 東欧 | 4日目:大聖堂と国会議事堂に感動!ブダ側も楽しい!ブダペスト街歩き
この日はおそらくブダペスト一の観光スポット、国会議事堂の見学ツアーを予約していました。午前中は議事堂周辺始めペスト側を歩き回り、午後から初めてブダ側へ。そこから見る街並みは、心折れそうな寒さも忘れる美しさでした。
- 9:00 Cafe Gerbeaudで朝食
- 10:30 聖イシュトヴァーン大聖堂
- 12:30 ドナウ川遊歩道の靴
- 13:30 国会議事堂ツアー
- 15:00 トラムでブダ側へ(岩病院ツアー予約)
- 16:00 地下迷宮
- 17:00 グヤーシュに感動
- 18:30 岩病院ツアー
- 19:45 For Sale Pub(行けず)
- 20:00 夕食@Old Street Cafe
9:00 Cafe Gerbeaudで朝食
カフェの街ブダペストでのカフェ巡り2店目。クリスマスマーケットの会場となっているヴェレシュマルティ広場にある「Cafe Gerbeaud」です。
ケーキも朝食メニューも大満足の味とボリュームでした。
10:30 聖イシュトヴァーン大聖堂
地下鉄を乗り継いで(歩いても対して時間は変わりませんが、この日は滞在中いちばんの寒さだったので)聖イシュトヴァーン大聖堂へ。
階段を上がって右側にチケット売り場と塔の入り口があります。まだ比較的人が少なく、並ばずにチケットを購入できました。
大聖堂の本体に入るにはチケットは不要で、入り口の寄付金箱に200HUF(または1EUR)を入れていくスタイルです。チケットを購入すると、塔の上と宝物館に入ることができます。
塔からの眺めはこんな感じです。晴れていればもっと綺麗だったと思いますが、曇っていても絵になるのがブダペスト(笑)
内部は今まで訪れた各国の大聖堂の中で圧倒的に豪華でした。午後になるにつれて観光客でごった返すので、朝早くに入るのがおすすめです。
12:30 ドナウ川遊歩道の靴
第二次世界大戦下のファシズムによるユダヤ人迫害とソ連による共産主義支配はブダペストの負の歴史として深く刻まれているようで、「恐怖の館」を始めとする博物館や街の至るところでその片鱗を垣間見ることがあります。大聖堂からドナウ川に沿って国会議事堂に伸びる遊歩道の「靴」のモニュメントもその一つ。
2005年に製作された60余りの大小様々な鉄製の靴は、つま先を川岸に向けて脱ぎ捨てられたように置かれています。雨の中でもまだ持ち主の体温を感じられそうな、そこはかとない恐怖とリアルさを感じます。
ハンガリーにおける迫害の犠牲者の数はポーランドに次いで多いらしいですが、その一部の人たちがここでドナウ川に向けて射殺されたそうです。当時は靴が高価だったために、予め脱ぐように指示されたとのこと。
靴の周りには花束やキャンドルがたくさん手向けられていました。記憶を風化させまいという人々の強い意志を感じました。
13:30 国会議事堂ツアー
雨と風で涙が出るほど寒いドナウ川沿いを歩き、国会議事堂に到着。寒さを凌ごうとする人も含めて、国会議事堂入り口のビジターセンターは大混雑です。国会議事堂ツアーは各言語で一日中行われていますが、その日のチケットはすべて売り切れていたので、予約が必須です。議事堂内部にはツアーでしか入れません。
大人気なツアーなだけあり、1時間とても充実した内容でした。一部を除いて撮影OKなので、写真と詳細は別途紹介します。
15:00 トラムでブダ側へ(岩病院ツアー予約)
地下鉄M2に乗って、ついにドナウ川の向こう岸、ブダ側へ移動します。
川沿いの道は写真を撮る観光客で賑わっていますが、国会議事堂を真正面に見る地点は意外と誰もいません。
この撮影スポットは、この日の夜と翌日の夕方(もう少し晴れてた)にも訪れました。
マーチャーシュ教会の広場を通り抜け、ドナウ川と反対側の城壁を降りたところに「岩病院」があります。第二次世界大戦時に病院として使われていた洞窟を実際に見学できるツアーが1時間ごとにあります(英語あり)。着いた時点で直近の回は満員だったので、受付で18:30の回を予約してしばらく他を観光することに。
16:00 地下迷宮
城壁の内部、王宮の丘の地下に張り巡らされた洞窟を見学しました。
地下に降りると暗くひんやりしています。入場料は現金しか使えないので注意。
入り口の係員以外はほとんど人に会わず、スマホのライトを使わないと先が見えない真っ暗な迷路があったり、怖いのがだめな私にはかなり険しい道のりでした(笑)。撮影NGなのですが、道がわからないと本気で迷ってしまうので、途中で見つけた地図だけ撮らせてもらいました。
怖がりな方は毎晩行われるツアーをおすすめします。
17:00 グヤーシュに感動
岩病院ツアーまでまだ時間があったので、地下迷宮を歩いていろんな意味で冷え切った身体を温めるために近くのレストランへ。飲み物だけのつもりだったのですが、意外とお腹が空いていたので(笑)、ハンガリー料理の代表格、グヤーシュをいただくことにしました。
これが予想以上に美味しくて、その場で明日のクリスマスディナーを予約しました(笑)。イブの夜の予定を全く決めていなかったので助かりました。
18:30 岩病院ツアー
予約していたツアーの時間の10分くらい前に着いて待っていました。
だんだんと人が集まってきて、時間になるとまずは奥の部屋でツアーについての注意事項(撮影禁止、防寒対策をしっかり、迷うのではぐれないように、等々)、続けて岩病院とブダペストの歴史についての動画を鑑賞します。
その後、いよいよ地下の病院内を歩きます。少し歩いてはガイドの解説を聞くというスタイルで、話を聞きながら展示を眺めます。第二次世界大戦下で絶え間なく負傷者が運ばれてくる処置室や、一つのベッドに何人も押し込まれている病室、薬品庫やトイレまで、リアルな人形を使って当時の様子を再現されていて臨場感があります。
「地上でどんなに憎しみ合っていようと、目の前の患者がハンガリー軍かソ連軍かなどここでは関係ない。ただ最善を尽くして救うしかない」
ガイドを担当してくれたのは赤十字のスタッフの女性でした。淡々と話しますが、間のとり方や抑揚が心地よくて引き込まれました。
第二次世界大戦の末期から冷戦時にかけて、この王宮地下エリアには核シェルターの役割を担う施設が設けられました。(現在はいくつもの洞窟を一つにつなげてツアーのコースとしています)ということで後半は、核兵器の脅威を伝える展示です。
中身が残ったままのお弁当箱や小さな子供靴など、原爆投下時の広島や長崎で回収された日用品が展示されていたり、現在各国が保有している核爆弾が「リトルボーイ」の何倍の威力を持つか、世界の有名な街に落とされたらどれほどの被害になるかなど、写真やイメージを使って視覚的に展示されています。「戦わないための核装備」であると理解していても、その絶望的な破壊力を目の当たりにすると背筋が冷たくなります。
そのまま最後までほぼ広島関連の展示でした。廊下の壁に連なる半紙に当時の様子を描いた絵と文章が日本語で書かれているのを、誰もが真剣に眺めていました。受付のスタッフが私たちにいろいろと日本語で話しかけてくれたのは、ここの運営を通して日本の歴史に馴染んだからなのかもしれません。
19:45 For Sale Pub(行けず)
廃墟バーの他に、地球の歩き方で見つけて気になっていたのがこちら。
www.tripadvisor.jpグヤーシュなどのハンガリー料理が美味しそうなのはもちろん、たくさんの手紙が天井から吊り下がっているという内装にも興味がありました。
くさり橋を渡ってお店の前に行ったのですが、中に入りきれず外まで人が溢れるほどの大混雑。しかも店内含めて7割以上がアジア(このときはたぶん韓国)人。ハリーポッターのホグズミード村の一角のような、幻想的な雰囲気に憧れを抱くのは東アジア人の共通点のようです(笑)。
ということで残念ですが私たちは諦めました。近くに飲食店が集まる通りがあったので、ハンガリー料理を求めて歩きました。
20:00 夕食@Old Street Cafe
最終的に夕食をいただいたのはこちら。
写真は少ないですがそこそこ美味しかったので別記事で紹介します!
3、4日目はかなりイベントが詰め込まれていますが、クリスマスイブの5日目は(半分不本意で)比較的のんびりしています(笑)
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