冬休み in 東欧 | 創業150年の老舗、Cafe Gerbeaudで朝食を
地下鉄M1の駅「Vörösmarty tee」からすぐ。
クリスマスマーケットの会場となっているヴェレシュマルティ広場にある「Cafe Gerbeaud」は1858年創業の超老舗カフェです。
開店1時間後に行ったらすでにかなり席が埋まっていました。が、店内はとても広くいくつも部屋があり、手前の部屋が埋まるとすぐに奥の部屋を開放しているようでした。私たちはタイミング良く空いた壁際の席に案内されました。
ケーキの種類が豊富でどれにしようか散々迷ったのですが、いざ一つに決めて注文しようとしたら、店員さんが「小さいサイズで盛り合わせができますよ」と教えてくれました。店員さん、私が延々と苦悩しているのを目の前で見ていたはずなのに…(笑)
ということで盛り合わせです(笑)
もともと頼もうと思っていたのは1番左の白いものですが、茶色い三角形のチョコケーキがいちばん好みでした。オレンジの三角形はカラメルのべっこう飴みたいなものです。飲み物はアプリコットリキュールやホットチョコレートなどなど贅沢に詰まったGerbeaud coffee。
夫のクロワッサンサンドも、具材たっぷりでとても美味しかったです。
また、水をもらったときのボトルがとても素敵で、売ってるのかな?と思ったらしっかりメニューに掲載されていました。
「ハイハイこういうのが好きなんでしょ」と言わんばかりのミーハーなデザインですが(笑)、地図の印字も木の蓋もしっかりした作りです。
空いているのは朝早い時間ですが、夜にクリスマスマーケットのライトアップを眺めながらコーヒー(もちろんお酒入り笑)を飲むのも良さそうです。
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冬休み in 東欧 | 3日目:恐怖の館、西洋美術館、廃墟バー…ブダペスト街歩き(ペスト側)
前日は21時過ぎにエゲルから帰ってきて即寝だったので、睡眠時間は十分で目覚めすっきり(笑)。この日はあいにくの雨でしたが、ブダペストの名所を比較的効率よく回れました。
10:30 世界一美しいマクドナルド
ハンガリー料理のお店は基本的に正午開店だし、ちょっとジャンキーなものが食べたい気分。地球の歩き方で見かけた「西駅のマクドナルドがすごい」という情報を頼りに行ってみることにしました。
バスと地下鉄を乗り継いて西駅の正面に到着。駅舎のすぐ隣にマクドナルドが入っている建物があります。その外観がまず豪華!
本当にここ?と思うのですがしっかり看板もあります。ブダペスト内ではいくつかマクドナルドを見かけましたが、どこも濃い緑色の看板。日本も京都とか軽井沢など景観条例に沿って地味色仕様なところもありますが、個人的にはぜんぶこうなればいいのにと思っています(笑)。
店内は開放感のある吹き抜けで、上にはカフェもあります。主に観光客がたくさんいますが、席が多いのでゆったりとした雰囲気が保たれていて良い感じ。
メニューはだいたい一緒で、期間限定の目玉的なバーガーのセットで800~900HUFくらい。そもそもマクドナルドで食べるのが久しぶりなので日本との価格の違いはよくわかりませんが、ハンガリーの物価基準ではかなり高い方だと思われます。
二人して朝からがっつりお肉を食べて幸せ(笑)。ポテトは日本で食べる方が美味しいです。
11:45 恐怖の館
地下鉄の6番で西駅(Nyugati pályaudvar M)から一駅。Oktogon Mで下車して地上に出ると、ひときわ禍々しい雰囲気を放つ大きな建物が目に入ります。「恐怖の館(Terror Háza Múzeum)」です。
ハンガリーでは第二次世界大戦時にドイツ・ナチスの支援を受けた矢十字党が台頭し、終戦を待たずしてソ連占領下で共産主義の支配を受けました。その激動の歴史における市民の生き様と社会の変遷を、かつてナチ党本部として使われ、多くの人が拷問の末命を落としたこの建物の中で学ぶことができます。
館内は撮影禁止ですが、カメラを構える気がまったく湧かないほど暗く冷たい空気が漂っています。巨大な戦車、それを四方から見下ろす犠牲者たちの写真、牢獄として使われていた地下室。目を背けたくなるような凄惨な映像も多々あります。ハンガリー語しか用意されていない展示も多いですが、展示の見せ方など全体的な演出がとても凝っていて、最後まで飽きることなく見て回れます。各部屋に置かれている説明資料(英語版あり)がかなり充実していて、その場にいながら読み切るのは大変です。
見終わる頃にはかなり重い気持ちになりますが、暗い歴史を知らずしてその国を好きにはなれないと思っています。ブダペストに訪れるならぜひ足を運んでいただきたい場所です。
14:30 オペラ座(入れず)
恐怖の館の前にある地下鉄駅(Vörösmarty utca)から3駅、Hősök Tereへ。
ブダペストの地下鉄は世界遺産に登録されています。特に(おそらく)最初にできたM1番は駅全体がレトロな雰囲気で美しいです。路線がかなり細やかに張り巡らされている上に2~3分おきに電車が来るので使い勝手も良いです。
ブダペストの有名観光スポットの一つ、国立歌劇場(オペラ座)は、2018年から大規模改修を行っているようです。ツアーは臨時の経路でやっていると地球の歩き方で読んでいたのですが、チケット売り場などを見つけられなかったので断念。次回訪れたときの楽しみにとっておきます(笑)。
改修期間、オペラなどのプログラムは東駅方面にあるエルケル劇場で上演されています。私たちは2日後にそこでバレエを鑑賞する予定です!
14:45 国立西洋美術館
各国の巨大な美術館に訪れるのはヨーロッパ旅行の醍醐味だと思います。こちらの西洋美術館は比較的小規模な方ですが、それでもすべてじっくり見て回るには丸一日くらい要すると思います。
この時はレンブラントとルーベンスの特別展をやっていて、せっかくなので両方とも入れるチケットを購入しました(4000HUF、常設展だけなら3200HUF)。私たちは古代エジプト~ローマあたりの展示も大好きなのですが、以前ウィーンの美術史博物館で古代エジプトエリアに時間を費やしすぎて近代以降を小走りに消化する羽目になったので、今回は近現代から過去の作品に遡っていくことにしました。
常設展はあまり有名な画家の作品は無い代わりに、他では見られないハンガリー画家の作品を楽しむことができます。また、やはりここも建物が荘厳で美しいので、いるだけで満足。
レンブラントはお気に入りなので楽しみにしていたのですが、主に同じブダペスト内の他の美術館から作品を借りてきた小規模な展示でした。一つ、アムステルダム美術館所蔵の有名な自画像を観られたのは良かったです。
ルーベンスはそこまで興味が無かったのですが(笑)、フランダースの犬の有名なあれに始まり、素敵な作品が多かったです。ここで予想以上に時間を使ってしまったため、エジプトとギリシャで時間が足りなくなったのが想定外でした。
地下にある古代エジプトエリアは、ウィーンほど広くはないものの興味深い展示がたくさんあります。現地で出土したらしい当時のお守りの現物を触らせてもらえるコーナーもあり楽しかったです。閉館時間が迫りすべての展示をじっくり観られなかったのが心残り。
18:30 廃墟バー「Szimpla Kert」
地球の歩き方によると、ブダペストでは特に若者の間で廃墟バーが夜の人気スポットとなっているようです。
暗い&寒い&雨の険しい状況の中たどり着けるか不安でしたが、付近に行くと寂れた通りの中で何人もの人が出入りして明らかに異様な雰囲気の一角を発見。思い切って中に入ると更に異様な空気に圧倒されました。
詳しくはいつか紹介します。日中はこんな様子だそうです:
19:30 スペインバル
廃墟バーでは飲み物と雰囲気だけ楽しんで、空腹は満たされず。歩き疲れていてさらに遠出する元気はなかったのですが、夫が近くにある良さげなお店を見つけてくれました。突然のスペイン料理(笑)。
ハンガリーのスペインバルに需要があるかわかりませんが、とても居心地が良くて美味しかったのでこれも別記事にします。
ハンガリー滞在が早くも折り返し地点を過ぎてしまいました。これまでブダペストの「ペスト」側だけを歩いていましたが、明日はついに、ドナウ川を挟んで反対側の「ブダ」側に上陸します!
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冬休み in 東欧 | 2日目:エゲルへ日帰り電車旅。「美女の谷」の洞窟でワイン探し
ハンガリーのワイン栽培は紀元前から始まっており、ヨーロッパの中でもかなり長い歴史を持っています。トカイの貴腐ワインが有名ですね。(トカイにも行きたかったのですが日帰りだと少しきついので、今回は断念)
そんなお墨付きの地でワインを買わないわけにはいかない!ということで今回向かったのは、ハンガリー北東部の街、エゲル。トカイよりは近く、ブダペストから電車一本で行けるワインの名産地です。
ちなみにこの旅でのワイン購入上限は12本としています(笑)。ハンガリーとオーストリアで6本ずつと想定しています。
- 8:30 出発
- 11:00 美女の谷へ
- 11:30 美女の谷に到着
- 11:40 最初のお店【46番】
- 14:00 2番目のお店【38番】
- 15:00 3番目のお店【28番】
- 16:00 4番目のお店【47番】
- 17:30 再び最初のお店へ【46番】
- 18:00 クリスマスマーケットへ
- 19:00 帰りの電車に滑り込み
8:30 出発
ブダペスト東駅(Budapest Keleti pályaudvar)からエゲルまで、直通の電車が2時間に1本ほど出ています。所要時間は2時間弱。直通ではない電車を乗り継ぐこともできますが、かなり時間がかかります。
電車の切符は特に予約などしていないため駅で購入します。対人の窓口が閉まっていたので、自動券売機を使いました。英語が話せる係員が正しい切符を教えてくれました。
自分の電車が何番線から出るかは、駅の中央にある大きな電光掲示板に表示されます。出発時刻の少し前にならないと表示されないので、多くの人が掲示板を眺めて待っています。
エゲル行きの電車は最初こそそれなりに乗客がいたものの、2~3駅目くらいで大半の人が降りて、その後はエゲルまで車両ほぼ貸し切りでした。冬のエゲルはそんなに観光スポットではないのかも…?
東駅を出てからは、緑に囲まれた長閑な風景が続きます。2時間で着く予定だったのですが、途中の駅でかなり長いこと停車し(理由は不明)、エゲルに到着したのは30分遅れの11時前でした。
11:00 美女の谷へ
地球の歩き方によると、悪天候時以外は市街地から美女の谷へ移動できるミニトレインが走っているそうなのですが、雨が降りそうで運行しているか怪しかったのと、駅から市街地までも美女の谷と反対方向になかなかの距離を歩く必要があったので、いっそ美女の谷まで歩いてみようということになりました。
道のりは普通の住宅街。歩いている観光客は一人も見かけませんでした。
20分くらい歩くと美女の谷への看板が。ここから先は、観光客向けのゲストハウスがいくつも並んでいます。
さらに歩くこと10分。ついに到着!入り口の駐車場に車が数台停まっていましたが、まだ観光客らしき人は見当たりません。
11:30 美女の谷に到着
美女の谷は上の写真のU字部分が文字通り谷になっていて、山肌に沿うように店舗の入り口が並びます。各店舗が山に向かって広がる洞窟のような空間を利用してワインの販売や飲食サービスの営業をしています。
ブログなどで見た事前情報によると、ワインは通常のボトルでの販売の他に、ペットボトルなどを持参すると格安で詰めてくれるとのこと。それを楽しみにして一応500mlのペットボトルを持ってきていました。
しかし、通りを歩いてみると、軒を連ねるのはお店というか本物の洞窟(笑)。狭く薄暗い洞窟の奥に目を凝らすと、おじいさんが巨大な樽の横にひっそりと座っていたりします。中に入っていくのは、灯油サイズのポリタンクを両手に抱えた業者らしき人たちだけ。たぶん乗り込めば貴重なワインを手に入れられたのですが、ここでは勇気が出ず写真も撮れず(笑)。もう少し奥へ進みます。
11:40 最初のお店【46番】
U字の入り口に差し掛かると、全体的にお店がウェルカムな雰囲気になったからか、ちらほら観光客が歩いていました。
各店舗には順に番号が振られています。いくつもあって迷ってしまいますが、初心者にも優しそうで、かつ洞窟感がありそうな内装のお店を選んでみました。
店内は適度に洞窟っぽくてお洒落なバーのような雰囲気。奥のカウンターに強面のおじさんがいます。
試飲をしたいと伝えるとメニューを見せてくれました。グラスは数ユーロ程度から飲めるようです。まったく手掛かりが無いので決めかねていると、おじさんが「おすすめを教えようか?」と声をかけてくれました。せっかくなので軽く好みだけ伝えてお願いすると、ちょっとした講座くらいの丁寧なレクチャーが始まりました(笑)。
最初の1杯は白を2人分。「白だけどアルコール強いから気をつけろ」と言われてラベルを見ると14%。一口飲むと確かに強いし、赤ワインを飲んでいるような濃厚さです。この一口で「買いだわ」と即決する美味しさでした。
これが続くと一瞬で酔っ払ってしまうので、次から1人分でいいと伝えると、半分の量をそれぞれのグラスに注いでくれました。
最初の1杯目が「買いだわ」と即決する美味しさだったのですが、次も、その次も一口飲むと「これは買いでは?」という気がしてしまうのです(笑)
普段は飲み進めると味の区別がつかなくなってくるのに、出す順番が上手いのか次々と美味しいワインが登場してとても幸せでした。
最初の1件目でかれこれ2時間、このままでは時間もアルコール分解酵素も足りなくなると思いはじめていたところに「あとカベルネ・フランが2本な」と追い討ち。2人で1人分飲んでるはずだったのに、気づけば本来の1人分より多い量を各自のグラスに注いでくれるようになりました(笑)。
一通りを試飲した結果、候補を絞るどころか多すぎてまったく決められず。数が少なくて試飲できないけど1番おすすめだという赤は買うとして、それ以外は他を見てから検討することにしました。
と言っても行くあてが無いのでおすすめを知りたいと言うと、3つの数字を紙に書いてくれました。「ここは21時まで空いている。時間は十分にあるから楽しんでこい」と送り出され、次のお店に向かいます。購入したワインは預かっておいてくれました。
14:00 2番目のお店【38番】
先ほどのお店からぐるりと一周する形で回ることにして次のお店へ。St.Andreaというワイナリーが経営するワインショップです。洞窟だけど照明が明るくて、先ほどのお店とはまた違ったお洒落な雰囲気です。すでに男性二人組のお客さんが席についてワインを楽しんでいました。
おそらくハンガリーで初めて見る強面ではないお兄さんが、私たちの好みを聞いて合いそうなものをグラスで持ってきてくれました。
そして朝からワインしか口にしていないので何か食べたいところ。聞いてみるとがっつり食事系は無いのですが、チーズとハムの盛り合わせを作ってもらえることに。
切って載せるだけなのにやたら時間かかっているなと思っていたら、なにかのアート作品のようにきれいに(かつ大量に)盛り付けてくれていました。チーズは5種類くらいあって飽きません。杏とひまわりの種も嬉しい。
途中でお兄さんが「どのチーズが好き?」と話しかけてきました。私はタマネギ風味の細い形のものがいちばん気に入りました。
夫が飲んだ赤が、先のお店のものと比べてもかなり好きな部類だったので購入することにしました。これでエゲル2本目(暫定)。
15:00 3番目のお店【28番】
U字の底を折り返して3番目のお店へ。このあたりから雨が降り始めました。
中に誰も見当たらず扉も閉まっていたのでやっていないのかな…?と思っていたら、なかから若い青年が出てきて中に案内してくれました。
2件目を出た時点で食欲は満たされていたので、ワインを一杯ずつ。おすすめワインを丁寧に説明してもらいましたが、だいぶ酔いが回ってきていて味はあまり印象に残らず。他のお店に比べてもボトルの価格帯が安く、真剣に試飲していれば買いたいワインに出会えていたかもしれません。
少し外を歩いて若干凍えていたので、出る時にホットチョコレート(ホワイトチョコレート!)もカップでもらいました。
16:00 4番目のお店【47番】
一周して最初のお店の隣に戻ってきました。こちらは洞窟の奥行きがかなり広く、大人数での食事やパーティーにも対応しているようです。私たちが行ったときには、中国人の少しかしこまった集まりらしき8人組が食事をしていました。
もはやあまり味を覚えていないですが、Egri Bikavérという種類は他のお店でも飲んで美味しかった気がします。
17:30 再び最初のお店へ【46番】
酔い冷ましにのんびりしていたらすっかり暗くなっていました。最初のお店に再び戻ります。散々飲んでいますが、私はどうしてもデザートワインを試したかったので、最後に一杯試飲させてもらいました。
まだ2本しか買っていないし結局ここで飲んだワインがどれも本当に美味しかったので、ここでもう1本何か選ぼうと思っていると「それが気に入ったならこれはマストだ」と選んだワインの上位互換を熱烈に進められたりして、なんだかんだでプラス4本追加してしまいました(笑)。相当扱いやすいカモだったと思います。
「箱にあと一本分隙間があるけどどうする?もう一本買えば安定するぞ?」と雑すぎる売り込みを仕掛けられましたが、夫が「新聞紙でも丸めて詰めといてくれ」と返して逃れました(笑)。おじさん爆笑。
さらに、ダメ元でお願いしたらあっさりとペットボトルに白ワインを注いでくれました!種類は特に聞かれなかったので、タンク売り用の安めのワインがあるのだと思います。
18:00 クリスマスマーケットへ
46番のおじさんにタクシーを呼んでもらい、駅…ではなく市街地へ。雨の中酔った勢いだけでクリスマスマーケットに足を運びました。
19:00 帰りの電車に滑り込み
雨でワインの箱がボロボロになっていきながらなんとか駅にたどり着いたのが、ちょうどブダペスト行きの電車が出る時間でした。急いでホームに向かって乗り込もうとするもドアが開かない…困っていると地元の方らしき人たちが「それじゃない!もう一個先!」と身振り手振りで叫びながら教えてくれ、同じ線路の先にあるもう一つの電車に向けて数十メートル激走。車掌さんも待っていてくれて、私たちが乗り込むのを見届けて出発しました。これを逃したら極寒の雨の中2時間待つことになったので、感謝感謝です。
帰りは温かい車内で気持ちよく寝ていたのですが、ブダペストに着いたときには予定より1時間近く遅れていました。電車の所要時間はあまり鵜呑みにしないほうが良さそうです。
電車での遠出は今日で終わり。残り4日はブダペストを歩き回ります!
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冬休み in 東欧 | 1日目:チューリッヒからハンガリーへ。国立博物館と街歩き
- 5:00 旅の始まり
- 9:30 ブダペスト空港
- 11:00 ブダペスト市街に到着
- 11:30 街歩きとランチ
- 13:30 国立博物館
- 17:00 Central Cafeで休憩
- 18:00 クリスマスマーケット
- 19:30 夜ごはん
- 22:00 帰路・東駅へ
5:00 旅の始まり
7:25発というストイックな便を取ってしまったため5時起き。どんなに楽しい一日の始まりでも朝は辛い。
シェンゲン協定国間の移動なので出国手続きは無く、朝早いからか手荷物検査もそこまで混んでおらず、搭乗までスムーズに進みました。
乗る前が憂鬱で仕方なかった先月のユナイテッド便以来の飛行機旅ですが、スイスインターナショナルエアラインズなので安心(笑)。特別何かがすごいわけではありませんが、短距離便でも必ず配られるChocolat Freyのチョコレートが美味しいので、お気に入りの航空会社です。早朝からチョコレートと白ワインでくつろぎます。
9:30 ブダペスト空港
空港は小さいので出口や観光案内所の場所は迷いません。まずは1週間のハンガリー滞在における移動手段を手配します。
バゲッジクレームのあたりにバスなどのチケットをスマホで買えるような情報がありましたが、私たちはネット環境が不安定だったので諦めました。
到着ロビーを出てすぐ左手に観光案内所、その隣に乗り合いタクシーのMiniBUDというサービスのカウンターがあります。MiniBUDはホテルなど自分の好きな場所まで送り届けてくれますが、バスに比べてかなり高い(40EUR~)ので、あまり利用している人はいませんでした。
さらに奥まで進んだ先に、公共交通機関のチケット売り場があります。
2つ窓口がありますが、おそらくどちらに並んでもチケットは買えます。
ブダペスト市街の公共交通機関は、バス・トラム・電車すべて同じチケットで利用できます。1回券・1日券・3日券…など滞在日数に応じていろいろと選べます。便利そうだったのが30日のうち好きな5日間に使える「5/30 ticket」と、7日間連続で有効な「Budapest-hetijegy」。私たちは少なくとも6日間はバスなどに乗りそうだったので、Budapest-hetijegy(4,950HUF = 15EUR)を購入しました。これなら改札で打刻する必要もなく、乗りたい時に気軽に乗れるので良かったです。
実は他にも、公共交通機関乗り放題に加えて様々な観光地の入場が無料や割引になる「ブダペストカード」という選択肢がありますが、前日に少し検証して自分たちには不要と判断しました。この検証方法については後日あらためて紹介します。
さらに、このチケットは空港とブダペスト市街の移動には使えないので、別途専用のチケットを買う必要があります(900Ft)。
出口を出て建物を右側に見て進むと、市街へ向かうバスの乗り場があります。外にも自動券売機がありますが、混んでいます。
市街に行くバスは100Eまたは200Eです。乗り場へ行くとおじさん二人が人手で改札をやっています。チケットを渡すと「ようこそ!楽しんで!」と笑顔で迎えてくれました。
ちょうど次のバスが着いたところだったので余裕で座れましたが、バスは10分間隔くらいで来るので、荷物が多くて立つのがきつければ一本見送って次を待ってもいいと思います。
11:00 ブダペスト市街に到着
空港から走ること30分ほど。だんだん街の雰囲気が私の好きな感じになってきました(笑)。
バスは街を走っている普通の市バスっぽいタイプで、降りたい駅の手前で近くのボタンを押す必要があります。私たちはAstoriaという駅で下車し、地下鉄でブダペスト東駅に向かいました。
今回6泊するホテルはこちら、ホテル ゴールデン パーク ブダペスト。
ブダペスト東駅の地上に出るとすぐに看板が見えるという超好立地。宿泊10日前の予約にもかかわらず6連泊が可能、しかも1泊あたり2人で3,500円というユースホステルみたいな価格でとてもありがたかったです。部屋は日本のビジネスホテル並に狭く(天井は高い)、アメニティは無し、水回りは使いにくい、タオルもあったりなかったり(笑)で4つ星の質があるかは疑問ですが、立地と価格重視の今回の旅には最適だったと思います。
11:30 街歩きとランチ
ホテルに荷物を置いて、お昼ごはんのお店を探します。良さそうなお店を見つけて行ってみたのですが、営業開始は正午から。何人か入り口に立っているのは従業員らしい(笑)。周辺のお店はすべて正午開店のようなので、しばらく街を散策して開店を待ちました。
何気なく通りかかる街並みが華やかなだけでなくどこか鬱屈としていて、歴史の陰を感じるところが、私が東欧の街に感じる魅力の一つです。平和ボケしている自分に歴史の重さと実情を伝えてくれる強いメッセージが、街の美しさの中に漂っているような気がします。
いい感じにお腹が空いたところでランチです。家族経営?のハンガリー料理のお店でした。長くなるので食レポは後日!
13:30 国立博物館
ランチ後、地下鉄&歩きで国立博物館へ。行きたい観光地の中でも優先度の高いところです。
入場料は一人2,600HUF、写真撮影をしたい場合は+800HUFで許可証明のシールをもらえます。ここに限らず、入場料が全体的に値上がりしていました(対「地球の歩き方 19-20版」比)。
mnm.huここではハンガリー王国の建国から現代までの歴史を、商業の移り変わりや時代ごとの王族衣装、共産主義による支配と民主主義への変遷など、様々な視点から知ることができます。並んでいる資料はもちろん、建物そのものも豪華で美しいです。
じっくり観て3時間半くらいかかりました。
17:00 Central Cafeで休憩
ブダペストはオーストリア・ウィーンに並ぶカフェの街。いくつか有名なカフェがあるので、この1週間でできるだけ行ってみます。まずは国立博物館から歩いていけるCentral Cafe and Restaurantへ。
オペラケーキが美味しそうでしたが、ここは飲み物だけで我慢。店内はとても広い吹き抜けになっていて、2階にもたくさん席がありそうです。ちょっとしたステージで生演奏をしていてクリスマスのロマンチックな雰囲気を各々が楽しんでいました。
18:00 クリスマスマーケット
カフェで暖を取り元気を補充したところで、ハンガリー最初のクリスマスマーケットへ!カフェからヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)まで徒歩10分ほどです。
クリスマス直前の金曜日ということで多くの人で賑わっています。特に食べ物エリアは大変な混雑で、テーブルを確保するどころかグリューワインを買うのにもかなりの時間がかかりそうだったので、この日は雑貨エリアを歩き回るだけにしました。
ブダペストのクリスマスマーケット会場はもう一つ、聖イシュトヴァーン大聖堂前にもあります。こちらはヨーロッパのクリスマスマーケットランキングで例年上位に載っています。
もう少し詳しい様子は別記事で。
19:30 夜ごはん
グーグル検索で目星をつけていたお店が満員だったため、歩きながら適当なお店を探しました。ここでも日本食屋さんを発見。
スイスにも日本食のレストランはたくさんありますが、ブダペストの一角にあるこちらは日本感が別格でした。普通に西日暮里とかにありそうな、あまりにもナチュラルな居酒屋の出現にかなり誘惑されましたが、まだ初日なので我慢。
最終的に、いかにもハンガリーなお店を見つけました。
目の前で強面のおじさんが次々とシュトゥルーデルを錬成していく様子を見ながら食事を楽しめます。多くの人が持ち帰りでシュトゥルーデルを買っていきました。
22:00 帰路・東駅へ
地下鉄で東駅へ。日中に外から見た駅舎は中も素敵でした。
2日目はワインの街・エゲルへ日帰り旅です!
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冬休み in 東欧 | 旅のまとめ(順次更新)
9泊10日の東欧クリスマス旅行から、チューリッヒに帰ってきました!
いつもの調子で記事を書くと2ヶ月くらいかかりそうなので(笑)、気軽に読みやすいような構成を考えながら更新していきたいと思います。各地で撮り納めたさまざまな風景の写真も紹介していきます。(夫の広角レンズが活躍しています!)
手短に各街の感想。
ハンガリー・ブダペスト
国会議事堂、大聖堂、駅、マクドナルド・・・建物の豪華さはこれまでに訪れた街史上一番かもしれない。
グヤーシュが美味しい!
ハンガリー・エゲル
洞窟で飲むワイン最高。
オーストリア・ウィーン
クリスマスが終わっても、ジルベスターマーケットがまだまだ続く。
黄金のホールでジルベスターコンサート。みんなモーツァルト大好き。
冬のホイリゲでワインとランチ。
オーストリア・リンツ
新旧大聖堂が美しい。
体験型科学館「アルス・エレクトロニカ・センター」は大人も楽しい!
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