モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

冬休み in 東欧 | 1日目:チューリッヒからハンガリーへ。国立博物館と街歩き

 

5:00 旅の始まり

7:25発というストイックな便を取ってしまったため5時起き。どんなに楽しい一日の始まりでも朝は辛い。

シェンゲン協定国間の移動なので出国手続きは無く、朝早いからか手荷物検査もそこまで混んでおらず、搭乗までスムーズに進みました。

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朝焼けがきれい

乗る前が憂鬱で仕方なかった先月のユナイテッド便以来の飛行機旅ですが、スイスインターナショナルエアラインズなので安心(笑)。特別何かがすごいわけではありませんが、短距離便でも必ず配られるChocolat Freyのチョコレートが美味しいので、お気に入りの航空会社です。早朝からチョコレートと白ワインでくつろぎます。

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今回はクリスマス仕様のパッケージでした

9:30 ブダペスト空港

空港は小さいので出口や観光案内所の場所は迷いません。まずは1週間のハンガリー滞在における移動手段を手配します。

バゲッジクレームのあたりにバスなどのチケットをスマホで買えるような情報がありましたが、私たちはネット環境が不安定だったので諦めました。

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スマホだけでチケット購入もできそう

到着ロビーを出てすぐ左手に観光案内所、その隣に乗り合いタクシーのMiniBUDというサービスのカウンターがあります。MiniBUDはホテルなど自分の好きな場所まで送り届けてくれますが、バスに比べてかなり高い(40EUR~)ので、あまり利用している人はいませんでした。

さらに奥まで進んだ先に、公共交通機関のチケット売り場があります。

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ここでバスなどのチケットを購入

2つ窓口がありますが、おそらくどちらに並んでもチケットは買えます。

ブダペスト市街の公共交通機関は、バス・トラム・電車すべて同じチケットで利用できます。1回券・1日券・3日券…など滞在日数に応じていろいろと選べます。便利そうだったのが30日のうち好きな5日間に使える「5/30 ticket」と、7日間連続で有効な「Budapest-hetijegy」。私たちは少なくとも6日間はバスなどに乗りそうだったので、Budapest-hetijegy(4,950HUF = 15EUR)を購入しました。これなら改札で打刻する必要もなく、乗りたい時に気軽に乗れるので良かったです。

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12/27午前2時まで有効らしい

実は他にも、公共交通機関乗り放題に加えて様々な観光地の入場が無料や割引になる「ブダペストカード」という選択肢がありますが、前日に少し検証して自分たちには不要と判断しました。この検証方法については後日あらためて紹介します。

さらに、このチケットは空港とブダペスト市街の移動には使えないので、別途専用のチケットを買う必要があります(900Ft)。

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往復分を買うこともできます

出口を出て建物を右側に見て進むと、市街へ向かうバスの乗り場があります。外にも自動券売機がありますが、混んでいます。

市街に行くバスは100Eまたは200Eです。乗り場へ行くとおじさん二人が人手で改札をやっています。チケットを渡すと「ようこそ!楽しんで!」と笑顔で迎えてくれました。

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この先に改札のおじさんがいます

ちょうど次のバスが着いたところだったので余裕で座れましたが、バスは10分間隔くらいで来るので、荷物が多くて立つのがきつければ一本見送って次を待ってもいいと思います。

11:00 ブダペスト市街に到着

空港から走ること30分ほど。だんだん街の雰囲気が私の好きな感じになってきました(笑)。

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天気もまずまず

バスは街を走っている普通の市バスっぽいタイプで、降りたい駅の手前で近くのボタンを押す必要があります。私たちはAstoriaという駅で下車し、地下鉄でブダペスト東駅に向かいました。

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ブダペスト東駅

今回6泊するホテルはこちら、ホテル ゴールデン パーク ブダペスト

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東駅から数十歩という好立地

ブダペスト東駅の地上に出るとすぐに看板が見えるという超好立地。宿泊10日前の予約にもかかわらず6連泊が可能、しかも1泊あたり2人で3,500円というユースホステルみたいな価格でとてもありがたかったです。部屋は日本のビジネスホテル並に狭く(天井は高い)、アメニティは無し、水回りは使いにくい、タオルもあったりなかったり(笑)で4つ星の質があるかは疑問ですが、立地と価格重視の今回の旅には最適だったと思います。

11:30 街歩きとランチ

ホテルに荷物を置いて、お昼ごはんのお店を探します。良さそうなお店を見つけて行ってみたのですが、営業開始は正午から。何人か入り口に立っているのは従業員らしい(笑)。周辺のお店はすべて正午開店のようなので、しばらく街を散策して開店を待ちました。

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歴史を感じる建物

何気なく通りかかる街並みが華やかなだけでなくどこか鬱屈としていて、歴史の陰を感じるところが、私が東欧の街に感じる魅力の一つです。平和ボケしている自分に歴史の重さと実情を伝えてくれる強いメッセージが、街の美しさの中に漂っているような気がします。

いい感じにお腹が空いたところでランチです。家族経営?のハンガリー料理のお店でした。長くなるので食レポは後日!

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ハンガリー料理のお店

huszar-etterem.hu

13:30 国立博物館

ランチ後、地下鉄&歩きで国立博物館へ。行きたい観光地の中でも優先度の高いところです。

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国立博物館入り口

入場料は一人2,600HUF、写真撮影をしたい場合は+800HUFで許可証明のシールをもらえます。ここに限らず、入場料が全体的に値上がりしていました(対「地球の歩き方 19-20版」比)。

mnm.huここではハンガリー王国の建国から現代までの歴史を、商業の移り変わりや時代ごとの王族衣装、共産主義による支配と民主主義への変遷など、様々な視点から知ることができます。並んでいる資料はもちろん、建物そのものも豪華で美しいです。

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入り口の階段

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天井がすごい

じっくり観て3時間半くらいかかりました。

17:00 Central Cafeで休憩

ブダペストオーストリア・ウィーンに並ぶカフェの街。いくつか有名なカフェがあるので、この1週間でできるだけ行ってみます。まずは国立博物館から歩いていけるCentral Cafe and Restaurantへ。

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店内は薄暗くも温かい雰囲気

www.tripadvisor.jp

オペラケーキが美味しそうでしたが、ここは飲み物だけで我慢。店内はとても広い吹き抜けになっていて、2階にもたくさん席がありそうです。ちょっとしたステージで生演奏をしていてクリスマスのロマンチックな雰囲気を各々が楽しんでいました。

 

18:00 クリスマスマーケット

カフェで暖を取り元気を補充したところで、ハンガリー最初のクリスマスマーケットへ!カフェからヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)まで徒歩10分ほどです。

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普通のツリーにも飾り付け

クリスマス直前の金曜日ということで多くの人で賑わっています。特に食べ物エリアは大変な混雑で、テーブルを確保するどころかグリューワインを買うのにもかなりの時間がかかりそうだったので、この日は雑貨エリアを歩き回るだけにしました。

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ホテルの壁もクリスマス

ブダペストのクリスマスマーケット会場はもう一つ、聖イシュトヴァーン大聖堂前にもあります。こちらはヨーロッパのクリスマスマーケットランキングで例年上位に載っています。

forbesjapan.com

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大聖堂前のクリスマスツリー

もう少し詳しい様子は別記事で。

19:30 夜ごはん

グーグル検索で目星をつけていたお店が満員だったため、歩きながら適当なお店を探しました。ここでも日本食屋さんを発見。

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ブダペストの街に突如現れた居酒屋

スイスにも日本食のレストランはたくさんありますが、ブダペストの一角にあるこちらは日本感が別格でした。普通に西日暮里とかにありそうな、あまりにもナチュラルな居酒屋の出現にかなり誘惑されましたが、まだ初日なので我慢。

最終的に、いかにもハンガリーなお店を見つけました。

www.reteshaz.com

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シュトゥーデルが次々と誕生していきます

目の前で強面のおじさんが次々とシュトゥルーデルを錬成していく様子を見ながら食事を楽しめます。多くの人が持ち帰りでシュトゥルーデルを買っていきました。

22:00 帰路・東駅へ

地下鉄で東駅へ。日中に外から見た駅舎は中も素敵でした。

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2日目はワインの街・エゲルへ日帰り旅です!

 

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