週末旅行、Toscana編 | ワインの名産地、Montepulcianoでイタリア納め
Pienzaのはずれのワイナリーからさらに東へ10km。旅の最後の目的地、Montepulcianoです。
小さな街ですが、ワイン産地として名高く多くの観光客が訪れていました。滞在時間1時間ちょっとでは全体を回ることはできませんでしたが、買い物とイタリアでの最後のランチを楽しみました。
通りのいくつかのワインショップ店内に地下セラーへの入り口があり、中を見学できるツアーもありました。今回は入れませんでしたが、絶対楽しい。
ワインはもちろん、ワインに合う食材を売っているお店がたくさんあり、見ているだけでお腹が空いてきます。
私はパスタなどに入れて食べる乾燥ポルチーニを購入。先ほど買ったピチと合わせて使えそうです。
ランチはここ、L'Altro Cantuccio Ristoranteでいただきました。入り口の洞窟感に惹かれて勢いで決めましたが、なかなか良かったです。
メニューは創作っぽいイタリアン。店内のインテリアは若干迷走気味でしたが(笑)、広々としていてゆったりと過ごせました。ここにも地下への階段があってなんだか楽しそうでした。
各自パスタと白ワインを注文。
赤ワインで茹でられたパスタ(トンナレッリという太めの種類)はちょっと冒険でしたが、ワインの渋みとほのかな香りでとても良い感じ。ベーコンもカリカリで美味しかったです。
もう一つのスパゲッティは、燻製バターの煙を閉じ込めるために美女と野獣のバラみたいな透明のケースに覆われて登場。"dried tuna"って何かと思っていたら見ての通り鰹節でしたが、これが意外にもバターとターメリックの味付けに合いました。
制限時間が迫る中でのちょっと慌ただしいランチでしたが、安定のイタリアクオリティで満足。
2日間たっぷり歩いた石造りの街もこれで見納めです。
Montepulcianoからフィレンツェ・ペレトラ空港(Aeroporto di Firenze-Peretola)までは130kmほどありますが、その間を有料高速道路が走っているため、所要時間は1時間半ほどです。このアクセスの良さからもMontepulcianoはおすすめです。
この旅の中で料金所がある高速道路を通るのはこれが初めて。乗る時にチケットを機械で発行し、出る時に支払います。€8.1でした。
話は逸れますが、今回のルートでは(たぶんヨーロッパ全体的に)信号がほとんど無く、交差点にはラウンドアバウトがあります。見慣れていないとどこから出ればいいのか地図と対応づけるのが難しそう。旅慣れたドライバーのお二人には感謝しかありません。
無事に余裕を持って空港に到着。フィレンツェ・ペレトラ空港はとても小規模で、搭乗手続き前のエリアには小さいカフェが2つあるくらいです。手荷物検査から搭乗ゲートまでの間には普通に免税店があり、飛行機に乗るためにはゲートから徒歩かバスで移動します。
7本のワインといろんな食材でスーツケースは一杯になっていましたが、私の心に深く刻まれて忘れられないのが一夜目のレストランで振る舞われたリモンチェッロ。免税店にたくさんある種類の中から、チューリッヒでは買えなさそう(勘)なものを選びました。ディスカウントもあり€15くらいでした。
これが個人的に当たりでした。アルコールが強い&甘いので一度にそんな大量には飲めないはずなのですが、消費が早くて年越しは迎えられなさそうです(笑)。かなり濃厚なので、氷を一つ入れてロックで飲んでいます。
これにてようやくToscana編、完結です。2泊3日に美味しいと美しいが詰め込まれすぎて、記事になるまでに3週間。リモンチェッロは半分以上飲んでしまいました。ワインの感想や食材の活用記録もいつか紹介します!
Toscana編まとめ: