週末旅行、Toscana編 | ワインとチーズとトリュフ三昧!San Miniatoのトリュフ祭
翌朝。天気を心配していましたが、雨は止んでいました!
フロントと同じ階にあるカフェスペースで朝食をとります。熟成肉のおかげでお腹は空いていないはずだったのですが、ケーキが美味しそうで意外と食べてしまいました。
8時過ぎにチェックアウトし、再びタクシーで空港付近のレンタカー屋へ向かってもらいます。昨夜は暗くてあまり気づかなかったのですが、道路を走るタクシーどうしの攻防(?)が激しくて、常に他の車の間を縫うように先へと進んでいきます。車線という概念が無いのではと思うほどです。笑
空港の近くにあるこちらの建物内に、いくつかのレンタカーショップが入っています。混雑していると手続きにしばらく並ばなければいけないこともあるようですが、朝8時半の時点では人も少なく、すぐに借りられました。
夫も私もヨーロッパでの運転免許を持っていないので、今回は友人二人にドライバーをお任せします。車でしか行けないエリアへ旅できるので本当にありがたいです!
ピサ方面に高速を1時間ほど走り、今日のメイン目的地、San Miniatoに到着。毎年この時期になると、イタリア各地でトリュフ祭が開かれるというのを友人が教えてくださり、その一つの会場になっている村です。普段なかなか食べる機会が無いので楽しみです!
駐車スペースに車を停め、バスでお祭りエリアに向かいます。
バスは10時から運行開始ということで、チケット売り場の前にちょっとした人だかりができていました。チケットは一人€3.5で、行き帰りのバスに乗ることができます。(バスは約30分間隔で往復しているとのことでしたが、会場までは10分弱しかかからないため、実際はもっと高頻度で動いていたような気がします)
バスで山道を登った先に、会場となっている街があります。
夫はトリュフに到達する前からビールで始めてました。
最初に見つけたトリュフ屋さんはこちら。大きい!
基本的に大きいほど高価になりますが、美味しさを見極めるには形が綺麗な球状になっているものを選ぶと良いそうです。トリュフはお店によって価格帯が様々ですが、この時期に取れる白トリュフは黒トリュフに比べて保存期間が短く(長くて10日くらいらしい)、値段も高めです。
直径数センチで€100近いとだいぶ高く感じますが、ほんの少量でもかなり香りが強いので、このサイズがあればかなりの量のパスタが消費できます。小瓶に入った少量パックでさえも、二人で10日間以内に使い切れそうになかったので、トリュフそのものの購入は断念。
しかし、私たちのような人でも手軽にトリュフを楽しめる食材がいろいろあります。
私たちはトリュフ入りの塩と、こちらのリゾットを買ってみました!
塩は€7、リゾットは2,3人分で€6とお手頃です。
さらに、このトリュフ祭での食の魅力はトリュフに留まらないのです。
人混みの隙間から物色していると「ちょっと来て!指出して!」とおじさんに呼び止められ、指を出したらチーズを乗せてくれました。さすがイタリア、間違いなく女性に優しいです(笑)生クリームのような軽い食感で、味は甘くて濃厚!
ワインは€3~5でカップ一杯が飲めますが、ほんの少しでいいんだけど・・と言うと小さなカップで無料で試飲させてくれました。店員さんのおすすめだった一番左を購入。
さらに夫は、試食して一目惚れしたブルーチーズを即買いしていました。ホールで置いてありますが、好きな量で売ってくれます。
私も帰ってきてから食べたら本当に美味しかったです!見た目はえげつないですが(笑)、青カビ独特の風味が強すぎず、ブルーベリーの甘さとクリーミーな食感が癖になりました。
さらにさらに…奥のブースには、十数箇所のワイナリーが集まるトスカーナワインの試飲会場がありました。
ということで…
試飲用のグラスは一人€10で借りられ、ワインを購入すると€5のキャッシュバックがあります。今回は運転しない私たち夫婦が、美味しいワインを見つける義務を果たすために試飲要員となりました。ワインシップに引き続きしこたま飲みました(笑)特に目当てを定めていなかったので「おすすめは?」と聞くのですが、誰もが「それはあなたが何を飲みたいかによるね!」と答えるので、結局端から順に飲んでいくスタイル。
赤をメインに探していて、特に美味しかったのはPodere Pelliccianoというワイナリーのサンジョベーゼ!
ワイナリーを経営している一家の次男という方がブースに来ていて、それぞれのワインの背景を丁寧に教えてくれました。ここで3本購入。
その後口直しのつもりで飲んだ白が美味しくて、ここでも1本購入。
「6本くらいは買って帰ろう」と話していたのですが、すでに5本購入してしまいました。全体的にスイスで買うよりも安いです。
※2000字超えていますがもう少し続きます
唯一食べる以外の取り組みとして、丘の上にある塔に登りました。
13世紀に建てられた城塞を第二次世界大戦後に修復したものだそうです。入場は一人€3.5。最後のひと押し以外は階段の幅も広く、登るのはそこまで苦ではありません。頂上からは、旧市街やぶどう畑、オリーブ畑ののどかな田園風景を見渡すことができます。
いろいろ試食して適度に空腹をやりすごしていましたが、最後に念のため(笑)フードコートでお昼を食べました。というのも、バスを降りた時に見つけたピザがとっても美味しそうだったのです…
食べるのに夢中で写真が残っていないのですが、直径30cm近くある生地はサクサク、キノコとソーセージがたくさん乗っていて、トリュフとチーズの香りを存分に堪能できました。これで€8。感動でした。
期待以上に楽しいイベントでついつい長居してしまいましたが、さらに車で南へ走ります。次は世界遺産に登録された塔の街、San Gimignanoに向かいます!
Toscana編まとめ: