チューリッヒ移住までの道のり ー 【入国後2】SIMカードの契約 ここにもあったキャリアの2年縛り
Kreisbüroでの手続きが終わり、次に欲しいのはSIMカード。
前述のとおり夫は3年間、通話ができる端末を持たず家にネットも引かず過ごしてきたので、二人分のSIMカードと家に置くWifiルーターを契約するつもりでした。
(端末は私が持っている2台のSIMフリーのiPhoneを使うことに)
スイスの主要な通信キャリアは、swisscomとSunrise、そしてSalt。
「Saltのプリペイドがお得」という情報をチューリッヒ市内の日本人コミュニティで聞いていたため、とりあえずチューリッヒ中央駅近くにあるSaltの店舗に足を運びました。
お店にいたのは、腕の筋肉が黒Tシャツの袖を圧迫している強そうなお兄さん。
こちらの条件
2. ヨーロッパの他の国でも使えるプランはあるか
3. 必要なのは来年の9月まで
を伝えると、丁寧に説明してくれました。
プリペイドは数週間単位の短期滞在を想定した価格設定になっている。定額プランの方がいいと思う。
通信料は基本的に無制限。普通に生活する分には4Gで十分だし、iPhoneのテザリングを使えばルーターもいらないんじゃない?
ヨーロッパ全体で使えるプランもあるけど、毎日国境を行き来するような頻度でなければ、国外に出るときだけ海外SIMを契約する方が割安。
ただ、今言ったプランはすべて24ヶ月契約での値段設定。途中でやめるとなると、月あたりの負担はこれよりは割高になるから、うちにあるプランがあなたたちに最適かはわからん。あっちにmobilezone(各種キャリアの契約を扱う携帯ショップ)があるから、そこで聞いてみたら。
親身になっていただいてありがたい。アドバイスに従って、通りのはす向かいにあるmobilezoneに行ってみました。
そこでの結論は
Saltがベスト(笑)
どこのキャリアも2年以上の契約が前提の月額プランが基本で、その中ではやはりSaltがもっとも安いとのこと。
再びSaltに戻ると、黒Tシャツのお兄さんは別の来店客の対応中でした。
白いYシャツのいかつめなおじさんは手が空いているようでしたが、ことの経緯をわかっている黒Tのお兄さんを待つことにしました。
黒Tに戻ってきたよと伝えて、ようやく契約へ。
身分証明書(IDカードかパスポート)のコピーを取られ、申請書に個人情報を記入します。わざわざ英語のフォームを印刷してくれました。
そして、自分の電話番号が書いてある契約書と、SIMカードを受け取りました。
SIMカードは日本の楽天モバイルなどと同じで、四角い板からSIM部分を切り出し、端末に差し込み、電源を入れてカード裏側に印字されたPINを入力すればすぐに使えるようになります。
※・・と説明を受けたのにもかかわらず、さっそく使おうとしたらPINがどれだかわからず(同じ場所に数字が4種類印字されている)、トライできるのが3回までと書いてあるので、4つの数字を順番に入れていく勇気はなくもう一度店舗に行って確認してきました(笑)。怖そうに見えたYシャツのおじさんが「PIN1ってやつ、これだよ」と優しく教えてくれました。
これでネット環境と電話番号を手に入れたので、かなり生活が便利になりました。
次はバスやトラムに乗るための定期を買いに行きます。