チューリッヒ移住までの道のり ー 1. 必要な手続きの確認 スイス移住にビザは不要!
私が勤務先で正式に休職の許可をいただいたので、夫サイドでも動き始めました。
前提
「妻をこっちに呼びたいんだけど、大学での手続きって何が必要?」と夫が大学の人事課の人に尋ねると、「移住って大変なのよ!!」と返ってきていきなりビビらされながらも、必要な手続きについての詳細なメールをいただく。
目次
市役所でExtract of debt enforcementを取得
まず、その日のうちに市役所に行き、夫のExtract of debt enforcement(特に問題なく生活していることを証明する書類。債務の強制執行などの経験があると記載される)を取得。面倒かと思いきや一瞬で終了。いくらか支払ってその場で受け取りました。
アパート管理会社への連絡
夫が3年前から一人で住んでいるアパートに転がりこむ予定のため、居住者の追加を希望するメールを送りました。
保険加入の相談
スイスでは日本のように公的な国民皆保険の制度はありませんが、各自が民間の健康保険に加入することが義務付けられています。
特に外国からの移住者は、入国から約1ヶ月以内に保険に加入したことを移民局に報告しないといけないため、早めに動き出す必要があります。
私の場合は、夫が加入しているSWICAのほぼ同じプランに加入するつもりです。
が、SWICAの担当者が1週間ほど休暇をとっているとのことで、この手続きは後日行うことに。
必要書類の準備
移民局に提出する書類のコピーを用意します。
- パスポート(夫・妻それぞれ)
- residence permit(夫)
- 勤務先の雇用契約書(夫)
- 健康保険の証書(夫)
- 直近4ヶ月の給与明細(夫)
- 婚姻証明書
現時点では持っていないので、とりあえず結婚したとき(2016年)に発行した婚姻受理証明書に手製の翻訳をつけました。
大使館に確認
婚姻証明書の発行について、在スイス日本大使館に確認の電話をしたところ、アポスティーユ(日本語の公的書類を海外の手続きで使えるようにするための書類)が必要との情報をいただきました。
ドイツ語(A1の取得)
スイスではエリアによって4つの公用語が使い分けられており、チューリッヒではスイスドイツ語(方言強めのドイツ語)が話されます。ただしほとんどの住民は英語も同等に話せるため、基本的に英語だけで生活には困りません。特に夫が働いている大学は多国籍でスイス人の方が少ないため、ドイツ語の必要性はほとんど感じないようです。
ですが、私の場合、ある程度のドイツ語能力の証明が必要な可能性があるとのことです。移住することは1年前から決めていたのに、今さら言われても!笑
【補足】ビザについて
日本とスイスは査証免除措置が取られているため、在日スイス大使館での事前のビザ取得は不要です。その代わり、チューリッヒ移民局で「滞在許可発行確認書」を発行してもらいます。私はこの「滞在許可発行確認書」を持って入国することになります。
個人的にはドイツ語の件が懸念です。チューリッヒに住む友人(イタリア人)いわく「ドイツ語とスイスドイツ語は東京弁と津軽弁(とは言ってない)くらい違うわw」とのことなので、今のところあまり必要性も感じないし、何しろあと3ヶ月で喋れるようになる気がしない。