モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

移住2日目、さっそくバレエ教室に行ってみた

サバティカルにあたっての一番の心配は仕事・・と書いたのは嘘ではないですが、本来今年の1月からの予定だった移住開始が7月まで延びた原因は、私のバレエ欲。どうしても踊りたい演目(超定番なのに今まで機会を逃してきた、白鳥の湖2幕の情景)での発表会が6月に行われることに決まったからでした(笑)

 

もともと上手ではないし、10年以上のブランクの後に再開したのでいろいろボロボロです。が、情熱だけはあるので、チューリッヒで暮らす1年間もバレエは必ず続けようと決めています。

 

バレエ教室もガチなアカデミーからカルチャー教室的なものまで様々あるので、移住前からいくつか候補を探し、インスタアカウントを監視(笑)していました。

そのうちの一つの教室が、今ちょうど夏のワークショップ期間ということで、体験に参加してきました。

 

スイスドイツ語が話せない上にコミュ症なので入り口の扉を開けるのもドキドキしましたが、意を決して中に入ると、若い女の子が笑顔で迎えてくれました。アジア顔を見て察してくれたのか、最初から英語で話しかけてもらえました。

事前登録という名目でメールはしていたのですが、あまり意味がなかったようで改めてメールアドレスと名前の登録。よくわからんと言われたので自分で打ち込みました。私の名前は日本の中ではわりとありきたりですが、こっちでは発音がわかりづらいらしく、覚えてもらうのに時間がかかることが多いです。

 

そしてスタジオへ!

スタジオの中はシンプルですが、バー側の壁一面の窓から日が差していて、広くて、リノの床も良い感じ。

ワークショップ期間ということもあり、初めて来たっぽい人が他にもいて、アウェー感はあまり感じませんでした。参加者は5人だけでした。

 

しかし、レッスン開始と同時に気づく痛恨のミス。

バーの一番前に来てしまった

バレエクラスタの隠れた共通認識だと思っていますが、バーレッスンでの位置取りは(特にまだ慣れていない先生のレッスン下では)重要です。

前後に人がいればぶっちゃけカンニングできますが、両端(特に左手バーのときの最前)に立っていいのは、最初の先生の説明で振りを完璧に覚えられる自信があるときだけ(これは個人の見解)です。

にもかかわらず、緊張していた&部屋の角に縮こまっていた結果、この部屋で一番理解力がなさそうな私がクリティカルな場所に立たざるを得ない状況を作ってしまっていました。

 

若干青ざめながら始まったバーレッスン。

先生はブラジル出身の陽気な感じの女性でしたが、プリエからやたら複雑。

そしてやたら内ももに来る動きが多い。

 

それでも、日本で通っていた教室の先生と傾向が似ていたため、なんとか覚えられました。

 

細かい体の使い方もしてくれているっぽいのですが、ドイツ語なのでほとんどわからない。

と焦っていた矢先に(こいつなんも聞いてねえ)と思われたのか、一番端にいる私に目線を向けて「大丈夫?いけそう?」みたいなことを聞かれました。

咄嗟に「ごめん無理、もう一回」って英語で尋ねたらその後は英語で進めてくれました(笑)。他の生徒さんも、先生に英語で質問してくれるようになりました。優しい。。

それでも、先生のアドバイスをきちんと吸収するにはドイツ語や英語の理解力がもっと必要だなと痛感しました。

 

そんなこんなでセンターレッスンも終了。内転筋がかなりしんどい1時間半でしたが、レベルがちょうどよくてとても楽しめました。

 

明日も同じ先生のレッスンがあるので、引き続き参加してみます。

さらに、この教室ではバレエの他にもいろいろなジャンルのダンスを学ぶことができるので、Jazzにも挑戦する予定です。