モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

2CHF硬貨で誰でも入れる!チューリッヒ中央図書館 Zentralbibliothekで猛暑をしのぐ

せっかくヨーロッパ生活が実現したので遊び惚けたいところですが、目下の心配事がドイツ語。勉強しないといけません。

困ったことに、滞在初日からチューリッヒは猛暑続き。昨日は終日家にいたのですが、こんなレベルの暑さを想定した建物ではない(冷房もない)ので、最上階にある我が家は昼過ぎから湿度低めのサウナ状態。冗談抜きで命の危険を感じて勉強どころではありませんでした。

 

ということで、今日はチューリッヒ市街にある中央図書館(Zentralbibliothek)に行ってきました!

www.zb.uzh.ch

 

webサイトを見る限り、勉強できるスペースはありそうです。

 

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かっこいい

 図書館の前はちょっとした広場になっています。隣接するプロテスタント教会と同様に重厚な雰囲気。

 

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図書館の正面玄関

正面玄関の重厚な木の扉が、実は自動ドアでちょっと驚く。

 

エントランスの先に図書館本体への入り口があります。

中に入ろうとすると、入り口脇のカウンターに座っている職員に呼び止められました。

利用登録か何かが必要なのか?と思いながらも、何と言っているのかわからなくて内心パニック。

「ごめん英語で頼みます・・」と言ったら、「荷物、地下、2フラン」と若干イラつかれながらめちゃめちゃわかりやすく教えてくれました(笑)

 

要するに、図書の無断持ち出しなどを懸念して、大きい鞄の持ち込みを禁止しているようです。

 

正面向かって右側の階段を降りるとロッカールームがありました。

ここで、鞄の中身を買い物かごのような図書館専用のバスケットに移し替えます。

ロッカーの鍵をかけるには2CHF硬貨が1枚必要です。財布の中を探したら、奇跡的に入っていました。硬貨は最後に返ってきます

 

今度こそ胸を張って入り口に向かうと、さっきの職員さんが「おう、それでええんや」と言ってそうな視線で見送ってくれました。

 

図書館の中はとっても快適!

中央にある階段は3階まで吹き抜けになっていて、各フロアに自習用デスクがたくさんおいてあります。

それぞれの席にコンセント完備、パーテーションもある上に席同士の間隔が広めにとってあって、集中できそう。

ところどころ大小のソファーもあり、そこでも本を読んだり、寝たり、レポートを書いたりと、みんな自由に過ごしています。

大学の試験期間なのか(近くにUniversity of ZurichとETHのメインキャンパスがある)、この暑さの中考えることは皆同じなのか、わりと混雑しており、昼過ぎにはほとんど席が埋まっていました。

 

お昼前頃から、皆続々とランチのために外に出ます。

荷物を置きっぱなしにしている人がほとんどですが、私は命に代えてもPCから目を離すなと会社の研修で刷り込まれているので(盛ってます)、PCとタブレットはバッグに入れて外出しました。

周辺には素敵なテラスのレストランがたくさんありますが、一人でいるときは質素にならねばと自制して、通りの向かいにあるMIGROSへ。イートインコーナーもあるのでぼっち飯に重宝します。

 

ということで、昨日の分も挽回する気持ちで今日は暑さにうなされることもなく(むしろ図書館内はちょっと寒い)、快適に勉強を進められました!

 

本を借りて持ち帰るためにはやはり利用登録が必要なのかもしれませんが、自習スペースを使うだけであれば、2CHF硬貨さえあれば誰でも利用できます。

平日は8-20時、土曜日も9-17時まで開いているので、ドイツ語試験にむけてしばらくお世話になると思います。

(9/12追記;自習スペースは日曜日も9-17時で使えるようになったらしい)

 

ちなみに、ロッカールームに直でいける入り口が正面玄関右手にあります。そこも自動ドアです笑