【スイスでスキー】広大!絶景!Arosa - Lenzerheideでシーズン初滑り【2/3】
レンタルショップで装備を整えて準備完了!
登山開始!
いよいよリフトで登ります!まずは標高2000mのHeimbergへ。
リフトを降りると広大な光景が!
文字通り360度、見渡す限りに雪をかぶった山々が連なっています。確かにまだ雪が少なく、山肌が見えている部分も多いです。
この日はここからすぐに滑れるコースが無かったので、さらにリフトを乗り継いで上へ行きます。
Lenzerheide方面
リフト乗り場の入り口は完全無人で、SWISSPASSなどのICカードをタッチするとゲートが開きます。リフトは4~6人乗りが多く、乗る瞬間は非常にゆっくりになるので安心。降りるときもゆっくりなのですが、高さがスイス人の膝下丈仕様のため最後まで足がつかないリフトがたまにあるので、適切なタイミングで飛び降りる必要があります(笑)。
すぐに到着。ついに初滑りです!
こんな景色を眺めながら滑るのは感動するものがあります。雪質はというと、前日に少し積雪があったこともあり良い方だったと思います。圧雪されている部分と非圧雪の部分が混在していて、その感触を楽しみながら滑るのが面白いです。
コースの切れ目は一応ポールで区切られていますが、このように一面平らなコースも多く、あまり気にされていないようでした(笑)。ヨーロッパは基本的に自己責任の文化なので、厳しく取り締まられることもなければ何かあっても守られません。
しかし、広々としたコースだけでなく、かなり急だったり狭いコースも多いです。しかもこの時点のリフト運行状況だと、なだらかな初級コースに行くために中級コースを通らなければいけなかったりする(??)ので、慣れていない初心者にはかなり険しい環境だと思いました。突然アイスバーンの細い崖コースになったり、いきなり激しいこぶエリアが続いたり、リフトに乗るのに道路を横断する必要があったり、いろいろと不意打ちを受けました。
私も、今まで行った日本のスキー場では中・上級コースを好んで滑りますが(上手いとは言ってない)、正直絶景を堪能しながら滑る余裕があったのが初級コースの一部だけでした。
Arosa方面
山をまたいで反対側のArosa方面には、15分くらいの間隔で往復しているケーブルカーに乗って移動できます。
この日はこちらのエリアの方がオープンしているコースが多く、利用客も多かったように思います。
とりあえず短め(ただしコブ)のコースを一本滑り、リフトで上に戻ったところでお待ちかねの昼ごはんです!笑
ランチ@Hörnlihütte Arosa
Arosa - Lenzerheide一帯でいくつかのレストラン(宿泊もできるらしい)がありますが、昼時に降り立ったその場所からいちばん近いお店に入るしか無いので、あまり選択の余地はありません。私たちが利用したのはこちら。
arosalenzerheide.swiss公式サイトの動画にあるように、小高い丘の頂上に建っていて見晴らし最高です!ただしそこに登るまでが大変。笑
3,000m級の山々を眺めながら食事を楽しめる素敵なソファー席もあります。このときはかなり風が強く体感温度が低いタイミングだったので、誰も利用していませんでした。
ちょうどお昼どきだったこともあり、テラス席は入れ替わり立ち替わりで常に満席の状態。なんとか席を見つけました(屋内の席もあります)。スタッフが回ってくるまでに結構時間がかかりましたが、英語のメニューをすぐに出してくれたのでじっくり選べました。
こちらも壁がガラス張りになっていて、美しい雪山の景色を堪能できます。ブランケットは置いてありますが、温かい食べ物を待つまでの時間はかなり忍耐を要します(笑)
このお店はワインのメニューがかなり充実していたのですが、まだまだこれから滑る予定なのでみんなはビール、私は糖分と温かさを優先してホットチョコレート。
各々お肉やレシュティ(Rösti : スイスのじゃがいも料理)を注文しました。頼んだ後で気づきましたが、急激に冷めていくのでグラタンとかシチュー系がおすすめです(笑)。一人3~40CHFでした。
夜は早い。滑走経路は計画的に
空腹を満たしたところで寒さも限界なので、再び滑ります。
Arosa側の景色も本当に素晴らしかったのですが、動画を回しながら滑る余裕が無い程度には険しいコースが大半だったため(笑)、画像は少ないです。やっぱりGoProが欲しくなります…
リフト等はすべて16時前後でクローズします。かなりの広範囲をリフトやケーブルカーで移動しているので、16時をまわった時点で自分たちが出発したエリアに戻れない地点にいると、かなり厄介なことになります。私たちも15時前には、再びケーブルカーでLenzerheide側に渡りました。
最後の林間コースが超難関だった
特に下流の方はまだ雪が少なかったので、オープンしているコースは限られています。レンタルショップに戻るコースは細めの林間コースの一つだけでした。
私はひっそりとした森の中を滑る林間コースが大好きなのですが、このコースは今日イチの難関でした(笑)。
ややアイスバーンで、狭い道はひたすらカーブしていて、カーブの先はほぼ絶壁。ちょっとターンが遅れると容易く落ちていきそうでした。でも、究極の緊張感を味わいながら1,800mを下り切ったときはなんだか達成感に満ちていました。
レンタルショップの人に予め伝えていた時間通りに板などを返し、ヘルメット分だけ追加で支払い。すっかり日が暮れて少し寂しいゲレンデを後にし、再びバスでChurに戻ります。