【スイスでスキー】広大!絶景!Arosa - Lenzerheideでシーズン初滑り【1/3】
子供の頃から運動能力が絶望的に低かった私が、苦痛でしかなかった体育の授業で唯一楽しめたのが創作ダンスとウィンタースポーツです(笑)
ということで、スイスで過ごすこの冬は、山に雪がある限り滑り尽くそうと意気込んでいます。
まずは天気が良い日を見計らって、スイスの東側のスキーエリアへシーズン初滑りに行ってきました!スイスでのスキーにすっかり慣れている友人がいてくれたので安心でした。
リフト券は国鉄の窓口で購入
初滑りの舞台に選んだのは、チューリッヒから南東へ130kmほど離れたグラウビュンデン(Graubünden)州、アローザ・レンツェルハイデエリアのスキー場です。
Zürich中央駅
↓電車
Chur(ちゅーる(ΦωΦ)じゃなくてクールです笑)
↓バス
Parpan, Obertor/Heimberg
という経路です。
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中央駅にあるSBB(スイス国鉄)の窓口でそっち方面のスキーに行きたいと伝えると、日付指定の電車・バス・リフト券をセットで購入できます。窓口は朝早くから空いていますが、特に土日は観光客で混雑していることがあるので、事前に買っておいたほうが安心です。価格は一人約90CHF。うち交通費が30CHFなので、リフト券代としては日本の一般的なものの1.5~2倍ほどです。交通機関用のチケットと別に、リフト用のバウチャーを渡されます。これを、スキー場のカウンターでリフト券に引き換えてもらう必要があります。
12月前半ということでまだリフトやゲレンデは半分以下しかオープンしていませんが、Chur行きの電車はスキーウェアを着て板を担いだ人たちで賑わっています。窓が大きい車両が使われていて(一等車はもっと大きい)、山へ向かうワクワク感が募ります。
1時間20分ほどで、電車はChur駅に到着。屋根続きでバスターミナルがあります。私たちが向かうLenzerheideエリアへは、30分間隔で出ている182番のバスに乗ります。乗り継ぎ時間が10分弱なので少し焦りましたが、スキー客を見越して一度に2台出してくれていて、無事に全員乗ることができました。
上のマップをズームインするとわかりますが、リフトとゲレンデが及ぶ範囲はかなり広大で、スキー「場」というレベルではありません。縦横無尽に走るゲレンデと、その間を縫うように伸びるリフトが山々一帯にかかっています。
リフトの乗り場に最寄り駅という概念が無いため、その日開いているリフトとゲレンデから自分が滑りたいコースをある程度絞り、しかるべきバス停で降りることになります。このときは、私たちが目指したバス停の2,3個手前(Churwalden)で大半のスキー客が降車していました。さらに進んだLenzerheide方面でもリフトはありますが、私たちはレンタルショップがすぐ近くにあって便利なParpanで下車。
「その日開いているリフトとゲレンデ」は、公式サイトのインタラクティブマップで確認できます。ハイシーズになればほとんどのコースがオープンすると思います。
装備は一式レンタルできる
辺りはすっかりスキーリゾートな街並み。
バスを降りると、スキー場利用者向けのロッジが並ぶ光景が見えます。ここに泊まっている人たちは、ゲレンデまでの移動もスキーでできます。羨ましい…!
歩いて5分前後で到着!
同行したうちの1人はマイスキーを持っているので(羨ましい…)、私たちの分のSWISSPASSにリフト券を登録する手続きを済ませておいてくれました。
その間に、残りの3人はレンタルの手続きへ。同じ建物内に受付があります。
レンタルは予めオンラインで予約をしておくとスムーズかつ割引価格が適用されます(63CHF/人。板と靴は5~10CHF程度安いプランもありました。)今回は開店とほぼ同時に入って利用客は私たちだけでしたが、ハイシーズンにはそれなりに混雑すると思います。
予約時に板と靴それぞれについてランクを選んでいます。同時に身長・体重・足のサイズを申告していますが、足のサイズはここでさらに丁寧に計測してもらえます。
これが通常運転なのか単に暇だったからなのかわかりませんが、履いた感覚や膝を曲げたときの指の当たり具合などをかなり丁寧にヒアリングされ、ピッタリの靴を選んでくれました。「合わなかったら途中でも替えてあげるから戻ってきてね」とも。優しい。
板は一般的なカービングスキーです。日本でレンタルするときよりも、身長に対して短めなものを割り当てられている気がしました。
注意したいのが、スイスだけでなくヨーロッパのスキー場ではヘルメット装着が必須ということ。当初レンタル組は、ヘルメットではなく普通の帽子で済まそうと思っていたのですが、受付で「nie ohne !(ノーヘルは言語道断!)」という貼り紙を見て、追加でレンタルしました(一人10CHF)。実際、一日滑ってヘルメットをかぶっていない人は一人しか見かけませんでした。日本でもヘルメット着用が必要なスキー場やコースも一部ありますが、この安全意識は(自分も含めて)もっと全体的に広まったほうがいいと感じました。
ちなみに、履いてきた靴などの荷物はここで預かってもらえます。おそらく更衣室もあります。ロッカーがあるわけではなく、受付近くのベンチ下に置いておくだけなので、貴重品は預けられません。財布やスマホなどは、ウェアのポケットやボディバックに入れて持ち運びます。
滑り出す前に2,000字突破してしまいました(笑)いよいよ出発!