モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

週末旅行、Basel編 | 仏ストライキの副効果

クリスマスマーケットの旅2週目は、クリスマスマーケットの王道フランス・ストラスブールに行く予定でした。

しかし、予定していた日の2日前、マクロン政権の年金改革に抗議する無期限ストライキが始まってしまい、交通機関や警察、病院など、あらゆる生活インフラが機能停止しているとのこと。さすがに病院の救急対応などはやっているようですが、鉄道での移動は絶望的。文字通り陸の孤島と化していました。

フランスの人たちが長い歴史の中で自由を獲得してきた努力のあり方を否定したくはありませんが、現代における労働の考え方は日本人のそれと足して二で割ってほしいとつくづく思います。ちなみに夫は、過去に何度かエールフランスの航空券を購入していますが、毎回ストライキとかぶって一度も搭乗できたことがありません(笑)

 

というわけでストラスブールは断念し、その手前にあるスイスの都市、バーゼル(Basel)へ!ドイツとフランスとの国境を持つ比較的大きめな街で、チューリッヒから電車で1時間弱~1時間半ほどで行けます。

 

 

旅の始めに

需要はないけど恒例になりつつあるアプリでのチケット獲得報告。

SBB Mobile

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apps.apple.com2日前に検索すると、(半額定期を使って)定価23CHFの経路に割引率の高いチケットがたくさん!

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7:34発の便はフランスに入るため走る保証がありません

中には8割引(!)と、慈善事業かと見紛うほど安い便もありましたが、朝起きる自信が無いのと、この時間に行ってもどこも開いていないのとで諦め、ちょうどいい時間の6割引の便にしました。一等車もほとんど値段が変わらなかったので、ストの影響で混むかもしれない、という建前で(本音:またフカフカのシートでカフェラテを注文してプチ優雅感を味わいたい)一等車のチケット9CHFを購入!

意気揚々と中央駅に向かったのですが、今回の車両はかなり古いタイプでシートは固く、飲み物の販売もありませんでした(笑)二等車の混雑具合はわかりませんが、こちらはほぼ貸し切り。1時間ちょっとの旅でしたがまったり過ごしました。

 

バーゼル到着

バーゼル駅のプラットフォームは、今まで訪れたスイスの駅の中でいちばんお気に入りです。というか、いい感じの写真がいちばん撮りやすいです。

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Basel駅 プラットフォームに向かう階段から

バーゼルには大小様々な美術館(40個もあるらしい)や博物館があります。2年前に来た際には定番のバーゼル美術館だけで時間を使い切ってしまったので、今回はまた別のところに行ってみることに。

 

予定通りストラスブールに行けていた場合は、帰りにバーゼルで途中下車してクリスマスマーケットだけハシゴするという日帰り強硬プランを考えていました。今思えば、クリスマスマーケット以外の観光もとても有意義で楽しかったので、丸一日バーゼルで過ごして正解でした。妥協案として選んでしまったことを誰に宛てるでもなく申し訳なく思いながらも(笑)存分に満喫しました!

 

Baselでの過ごし方はこんな感じです:

午前中・・・バイエラー財団美術館へ

お昼ごはん・・・味噌ラーメン

午後・・・製紙印刷博物館

夕方・・・クリスマスマーケット

夜ごはん・・・ビールとお肉

書き溜めているネタが押し寄せてきていますが、一日一記事ずつ更新していきます!

 

まずはモネの池がある美術館へ:

momerath.hatenablog.com