モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

いい大人がゼロからドイツ語を学ぶ記録|A1対策日記11. 試験結果

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日本から帰ってくると、4週間分の郵便物がポストに詰まっていました。

 

心配していた社会保険の契約書とpayment slipが届いていて一安心。

そしてもう一つの重要事項…ドイツ語試験の合否。「試験結果が出たら連絡するから、取りに来て」と言われたように記憶していたのですが、聞き間違いだったのか、取りに来ないのを待ちかねて送ってくれたのか、結果そのものが届いていました…合格です!!

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しかも、正答率90%と想定外に高得点。合格のボーダーラインである正答率60%以上が、さらに4段階にランク分けされて表示されるのですが、ぎりぎり1番上のSehr gut(very good)に入っていました!

 

「Hören(聞く)」は本番でいろいろ自信が無かったので、練習問題よりも正答率が低いのは予想通り。でもちょっと悔しい。

「Schreiben(書く)」はどれだけ点が取れるか未知数でしたが、まさかの満点!嬉しい!

そして何より「Sprechen(話す)」の高さが予想外でした。「自己紹介とスペル読み上げ」はまず減点は無いと思っていたものの、「質問への応答」は自信を持って答えられたものの方が少なかったので、逆にどこで1点引かれたのか見当がつきません(笑)。「自己紹介とスペル読み上げ」の配点がおそらくそこそこ高かったのと、何よりも練習の相手をしてくれた助っ人Eさんのおかげです。

 

問題用紙を持ち帰ることができなかったので具体的な反省会はできませんが、来年の滞在許可更新に必要な資格が得られたこと(によって心にもたらされた平穏)が大きくてもはやどうでも良くなっています。笑

…しかし、今回の合格は、とにかく受かることだけを考えたthe 受験勉強な対策によるもの。実際に生活の中で使えるドイツ語力はまだほとんど身についていません。。引き続きEさんに頼りつつ会話に慣れていきたいと思います。

 

これにて、ドイツ語A1の受験対策日記は完結です。

試験勉強を始めた頃の記事でも書きましたが、私の勉強方法は、決して適切な試験対策ではありません!受験までに日があるなら語学学校に通うべきだし、「受験まで日がないのに何もしていない」なんて状況は絶対に作るべきではありません。笑 

それでも、いろいろな事情で私と同じような状態で試験に臨まなければならない方にとって、この記録がほんの少しでも希望になれば嬉しいです。

週末旅行、鎌倉編|長谷の古民家イタリアン「SYMPOSION」

想定外の麻婆豆腐定食で満たされていた食欲は、鎌倉文学館と海辺を歩き回ることで無事に戻ってきました。今日の主目的は、古民家レストラン「SYMPOSION」。

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www.symposion.jp

夫と付き合い始めて最初の旅行が鎌倉だったのですが、そのときにもディナーをいただいた思い出のレストランです。笑

アラカルトメニューもありますが、2階の古民家感を満喫したかったこともあり、今回もコースを予約しました。

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テーブルは10個ほど。暗めの木目で落ち着いた雰囲気です。

 

コースのパスタとメインは何種類かから選べます。

迷いに迷ってメインをお肉にしたので(前回も「次来るときは魚にしよう」と言いながら肉だった気がする)、赤ワイン。

ワインは地域別にリストされていて種類豊富です。おすすめを聞くとウェイターの方が丁寧に説明してくださりました。

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イタリアMontefalco産。重すぎず軽すぎず、料理によく合いました。

 

贅沢な前菜の盛り合わせもこのお店の魅力の一つです。

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巨峰とチーズがこんなに合うとは・・チューリッヒに戻ったらおつまみに作ってみたいです。

 

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鎌倉ならでは、しらすの何か

今回のメニューで一番感動したのは、もう一つの前菜、しらすの何か!(正式名称を思い出せない…笑)

たっぷりのしらすとパン粉?でハンバーグみたいになっていて、塩味が丁度いい。まわりのバジルソースも良いです。

 

メインは鹿肉のロースト。

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ヨーロッパで食べるお肉は美味しいけど基本的に分厚くて硬いので、この程よい柔らかさが本当にありがたい。幸せ。

スイス×イタリア人の友人が主張する「イタリアン料理が世界で一番美味しいのは日本」という意味がすこしわかりました。笑

最後は、先月のティチーノ旅行で味をしめた(笑)グラッパをデザートと一緒にいただきました。

 

日曜の夜だったからか、この日の2階利用は私たちともう一組だけだったので、開店と同時に入り、結局閉店までのんびりしてしまいました。

今回は特に理由もなく突発的に訪れましたが(笑)、記念日などにまた利用したいお店です。

週末旅行、鎌倉編|バラ窓のある資料館「鎌倉文学館」

麻婆豆腐定食で幸せに満たされた心と胃袋を、あと3時間足らずで空にしなければなりません。笑 予約したレストランのある長谷駅まで歩きます。と言っても2kmくらいしか離れていません。

 

無計画すぎてやることがなかったので、鎌倉文学館に行きました。

www.kamakurabungaku.com

入場料は大人500円。これで館内も庭園も自由に出入りできます。

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入場券のモチーフにもなっているこのバラ窓が、私がここを気に入った理由です。

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千と千尋の神隠し」みたいなトンネルの先に文学館と庭園があります

まずは文学館の中へ。

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写真右下に見えている(分かりづらい笑)丸い枠がバラ窓です。小さいですが、鮮やかな色合いで部屋に入るとすぐに目に入ります。館内は撮影禁止なので写真はありませんが、繊細ながらが美しくて、一度見ると心に残ります。

鎌倉は多くの作家のゆかりの地となっているようで、ここでは様々な文豪の作品にまつわるエピソードと鎌倉の歴史を知ることができます。「恥の多い人生を送ってきました。」と始まる太宰治の「人間失格」の生原稿が展示されています。

 

お土産コーナーで素敵な栞を見つけました!

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バラ窓モチーフ。縦10cmくらいの小ぶりなサイズですが、金属製で思ったよりしっかりした作りでした。

 

前回来たときは雨で回れなかったのですが、バラの庭園も見どころの一つです。

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時期的にバラの全盛期ではなかったのですが、大小さまざまな種類のバラが咲いていました。(写真が下手だ…笑)

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天気もよく、暑すぎず寒すぎず、芝生でピクニックをしたくなるような午後でした。

 

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週末旅行、鎌倉編|「かかん」の麻婆豆腐定食に感動

鎌倉駅周辺で予定していた目的地はTUZURUだけだったので、駅を出てまっすぐ向かっていました。が、その通り道で、なんとも素通りし難い良い香りを放つお店を見つけてしまいました。

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ちょうどお昼どきだったこともあり、お店の前にはちょっとした行列。食べログなどでも高評価の有名なお店のようでした。

 

私たちはこのあと長谷にあるレストランでフルコースを予約していたので、なんとか理性を保ちTUZURUへ。

TUZURUはこちら

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しかし。TUZURUからの帰り道、ピークを過ぎて今すぐ入れる感じだったこともあり、誘惑に負けてお店に入ってしまいました。4時間後にフルコースが待っていることをわかっているのに食べたくなってしまうほどの魅力的な香りだったのです。笑

 

店内は中華というか和というかお洒落なアジアンの雰囲気。夜も楽しそうです。

水餃子も人気のようですが、今回は香りの源である麻婆豆腐定食をいただきました。1200円。

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テーブルに置いてある山椒をかけていただきます

最近流行り?の麻辣感たっぷりで、香りから期待される以上に美味しかったです。ごはんは大盛りも選べます。あと地味に杏仁豆腐が良かった。

 

私が麻婆豆腐を好んで食べるようになったのは大人になってからですが(「豆腐」って子供心にはあまり響かないじゃないですか)、今まで食べた麻婆豆腐の中でおそらく一番美味しかったです。たぶんまた来ます。

 

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