週末旅行、鎌倉編|6畳にセンスが凝縮された文房具店「TUZURU」
私はいつか文房具屋さんを開くのが密かな夢なのですが、それを叶えたときの心境を気軽にシミュレーションできるお店が鎌倉にあります。笑
江ノ電の鎌倉駅から歩いて5分ほど、TUZURUというお店です。
4~5人入れば混雑する小さな空間ですが、万年筆、レターセットやノートなどの紙製品を始め、素敵な文房具がところ狭しと敷き詰められています。ぐっとくる文房具密度が非常に高いお店です。
店内は撮影できないので、何を言わんとしているか雰囲気はこちらで掴んでください。
こんな悩ましいほどに魅力の詰まったお店なので、6畳を見て回るだけでも30分、1時間が一瞬で過ぎます。
今回はスーツケースの制約があり薄い小さいものしか買えませんでしたが、厳選した戦利品を紹介します。
◆レターセット「レトロモン」 420円◆
レトロな文様のレターセットです。伊予和紙の風合いを見て・触って楽しめます。
◆満寿屋の原稿用紙 380円◆
メモ帳サイズの原稿用紙。用紙は薄い茶色と灰色がかった青、サーモンピクの3色が20枚ずつ入っています。
今回は和柄ばかり買っていますが、紙製品は素敵なものがたくさんありました。
◆HERBINの万年筆インク 550円◆
缶に入ったカートリッジ6本セットです。私の持っている万年筆は全てコンバーター装着済みなのに(コンバーターは取り外しを繰り返すと取り付け部分がゆるむので望ましくない)、缶の見た目の可愛さに惹かれてジャケ買いしてしましました(笑)。
買ったのは「VERT DE GRIS」(といってもブルーグレーに近い)ですが、他にも数種類の色が置いてありました。缶がたくさん並んでいるからこその可愛さもありましたが、今回はとりあえず一つ。カートリッジ式持ってないし。
…と思ったら、夫が以前このお店で買った万年筆が、合うコンバーターが見つからずカートリッジを使っているようなので、それを使わせてもらうことにしました!チューリッヒに帰ったらさっそく取り付けてみます。
◆補足:買わなかったけどほしかったもの◆
今回は購入を諦めたものの心に残った文房具の魅力を、なんとか言葉だけで表現してみたいと思います。
和柄のご祝儀袋
淡い色の和風な幾何学模様。堅すぎずカジュアルすぎず、洋風のドレスにも馴染む。親しい友人の結婚式に良さそう。
アンティーク鉛筆削り
窓枠に並べられていたアンティーク調のミニチュアが、近づいてみると鉛筆削りでした。蓄音機、ランプ、映写機、コーヒーミルなど様々。
リバティ柄っぽいレターセット
淡い水色の細かい花柄のレターセット。緑版もあった。
LIFE×kleid 方眼ノート(A5)
愛用しているLIFEのノーブルノートとkleidのコラボ製品。表紙は白/黒の二色展開。ノーブルの紙質はそのままで、方眼が2mmといつもより細かい。白表紙の中の紙は白だが、黒表紙の方は中の紙がクリーム色。
やはりこの語彙力では限界があります。笑
だいたいの商品はAmazonリンクを貼ることもできるのですが、どの品物もお店の中に置いてある姿に価値があるので(笑)、ここから先はぜひお店に足を運んでお楽しみください。
以上、ほぼ外部リンクと読者の想像力頼みの紹介でした。
次の記事:
物理出身夫婦の心に響いた数物系Tシャツまとめ
この記事のおまけです。
CERN一般公開中、数学・物理・天文系の様々なTシャツに目を奪われたので、特に記憶に残った&ネットで見つけられたデザインを紹介します(笑)。
CERNの公式ショップで買える定番柄。私も学部生の頃に先輩に買ってきてもらいました。今回の一般公開グッズの中でも圧倒的人気だった気がします。マグカップもあります。
「hypotenuse(斜辺)」と「hippopotamus(カバ)」がかかっています。結構無理やりでは。笑
太陽系×ニュートンのゆりかご
カチカチする振り子の一つ一つが太陽系の惑星になっていて、何年か前に準惑星に降格されてしまった冥王星が弾き飛ばされています。
このネタの商品はよく見かけますが、猫が可愛くてポイント高い。
ちなみに、私たちの勝負Tシャツはこれ
「痛々しい」と抵抗する夫を説得して、普段あまり滅多に出番のない(私はそこそこ着ている)望遠鏡Tシャツでささやかに気持ちを上げていきました。
チューリッヒ移住までの道のり ー 【入国後5.75】IDカードが届かない問題、解決! 不在票を持って郵便局へ
不安な日々のあらすじはこちら
IDカードは郵送で届くのですが、サインが必要なためポストには投函されません。
毎日インターホンが鳴るのを待ちぼうけていた(ただしインターホンの応答のしかたはまだよくわからない)のですが、よりによって昨日、午前中に外出する週に一度のジャズダンスのレッスン日に、帰ってくるとポストに不在票が入っていました!
夫と私の二人分のIDで間違いなさそうです。
さっそく郵便局に取りに行こうと思ってよくよく見ると、受け取りができるのは翌日から1週間。
(右側のQRコードにアクセスすると、送り主の情報がわかります。再配達受付や、受取日の延長もできます)
ということで今朝、歩いて10分ほどの広場にある管轄の郵便局に行ってきました。
番号札を取ってすぐに呼ばれました。
ポストに入っていた不在票を渡すと、奥から2通の封筒を出してきてくれました。
(夫も更新のためカードが新しくなります)
署名をして完了。
嬉しくて(違)さっそく開けてみました。
IDの写真は、憂いていたほどには残念でもなく、素材相応でした。もしやフォトショしてくれたのか…?笑
すぐに、保険会社にスキャンしたpdfをメールで送りました。
実は明日から3週間ほど日本に一時帰国するため、今日受け取れなかったら再度の入国審査が厄介になる恐れがありました。。本当に間一髪。
ということで、
ようやく正式にチューリッヒの住民になれました。やったー!
「チューリッヒに住むのにドイツ語A1は要らない」は幻想だった
先月末のドイツ語試験がすっかり過去の思い出になろうとしていた今日。
良くない知らせが届きました。
1年後の滞在許可の更新時に、ドイツ語A1の合格証明書を提出する必要があります。
「合格証明書、もしくは試験の申込書を提出すれば良い」というのは初回に限った話だったようです。
もしそれまでに合格できなければ、滞在許可は更新されません。冗談抜きで強制送還です。笑
私のチューリッヒ滞在は来年9月までの予定。微妙に1年を超えるので、滞在許可は更新が必要です。(観光ビザでしのぐという手はある)
繰り返しになりますが、チューリッヒに住むために必ずしもドイツ語試験の合格実績が必要というわけではありません。
仕事や留学で来る場合や、スイス人と結婚するか、スイスの滞在許可を持つ日本人の配偶者と同時にスイスに移住すれば、おそらく合格証明書は求められないと思います。
今から案じても結果は変わらないし、こうなることを知っていたところで試験の出来が変わっていたとは思えない(当時のベストは尽くした)のですが、受かっていてほしいです…笑
週末旅行、Genève編|レマン湖周辺と旧市街散策
無事にATLAS見学を達成して、ジュネーブ市街へ戻りました。
お腹が空いていたので、まずは遅めのランチ。歩きながら見つけた適当なお店に入りました。
スイスのレストランはみんなテラス席を好んで利用する傾向にありますが、今回はお店の内装が素敵だったので中に座ることに。
店員さんは愛想が良いですがほぼフランス語。こちらの英語は聞き入れてくれますが、返答はフランス語。笑
牛肉のカルパッチョを頼んでみました。
美味しいけど、焼いたほうが私は好きです。笑
クレームブリュレも美味しかった!
エネルギー補給ができたところで、湖をぐるりと周り始めます。
まずは定番のモンブラン橋。天気が良いので人で溢れています。
CERNで働く友人の「噴水のふもとでずぶ濡れになるのが楽しい」という情報に惹かれた(笑)のですが、今日はまだジェットが出ていません。とりあえず大噴水の根元を目指します。
スイスといえば湖、湖といえば白鳥、ということでスイスの水場では白鳥をたくさん見かけますが、レマン湖の白鳥はある種のエンタメです。簡単に言うと奈良の鹿的な存在です。
私たちが噴水の根元に近づく頃には、この3倍くらいの数の白鳥が集まってきていました(笑)。
さて、大噴水が一向に営業開始しないので、根元のすぐ手前まで近づいてみました。
考えることは皆同じで、多くの観光客が周辺の堤防に腰掛けて待っています。
17時を少し過ぎた頃、ついに。。
風向きのおかげで濡れることはありませんでしたが、勢いよく吹き上がる水を目の前に一瞬血の気が引きました(笑)。
噴水の根元で少し涼んだ後、旧市街に向かって歩きました。
広場を中心に、石畳の坂道が広がっています。
日曜日なので全体的にひっそりとしていますが、広場中心部のレストランのテラスは賑わっています。
最後にサン・ピエール大聖堂に立ち寄り、散策は終了。
帰りのチケットもアプリで購入。
もともとローザンヌに立ち寄りたいと思っていましたが、バレエコンクールを見にいくまでの楽しみとして保留です。
これにて週末旅行ジュネーブ編、完結です!