モメラスを踏まぬこと

天文学者の夫と1年限定のチューリッヒ生活

モメラスを踏まぬこと

【Basel】クリスマスマーケットを巡る | ヤドリギが灯るバーゼル大聖堂

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クリスマスマーケット特集第二弾は、チューリッヒから北西へ80kmほど離れた都市、バーゼル。人口で言うとチューリッヒジュネーブに次ぐ大きな都市です。ライン川を堺にドイツ・フランスと接しています。

 

最近見つけたこの記事によると、スイスで唯一20位以内にランクインしている都市がここバーゼルです。確かに、先週のザンクトガレンとはお店の数も人の数も比較にならない多さでした。

www.tabigashitaijinsei.com

街のいくつかのエリアに分かれていますが、どこも人でごった返しています。土曜日だったとはいえ、渋谷のハロウィン並の盛り上がりが毎週発生していると思うと驚きです。

 

 

Münsterplatz | ミュンスター広場(大聖堂前)

最初にたどり着いたのは大聖堂前のマーケット。ここ、ライトアップがとっても素敵です!

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大聖堂を照らすヤドリギ風ライト

ヤドリギのような線香花火のような、ザンクトガレンやチューリッヒとはまた違った繊細で儚い雰囲気のライトです。ヒュッテの立ち並ぶエリアにいくと、ヤドリギが密集していて幻想的。

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そしてこの人口密度

ヒュッテは食べ物や雑貨の販売だけでなく、ちょっとした休憩エリアもあり、手芸・工作、鍛冶屋体験?など手や身体を動かして楽しめるスペースがたくさん!

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木製オーナメントやおもちゃを売っていました

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バッグの手作りコーナー

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ここで暖を取りながらワインを飲めます

優しいライトアップの下で、家族や友達とおしゃべりしながら思い思いに食事や買い物をして楽しんで過ごす、クリスマスの魅力を凝縮したような空間でした。

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大聖堂の塔を背景に

が、とにかく混雑していて身動きを取るのも大変。グリューワインや食べ物系のヒュッテの前にはどこで終わるかもわからない行列ができており、いったんここは退散することに。

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ツリーの周辺は空いています

 

Barfüsserplatz | バールフュッサー広場

人の流れに従って、もう一つあるらしい会場に向かいます。

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ショッピングエリアもこの混雑

広いショッピング通りを渡った先に、広場へと続く細い道(Kaufhausgasse)があります。ここでようやくグリューワインにありつけました!

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お肉の串焼きやホットドッグも売っています

赤・白どちらかのグリューワインにするつもりだったのですが、カウンター横のホットチョコレートに目が止まり方針転換。

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ホイップクリーム付き

5CHFのうち、カップを返すと3CHF返ってきます。

人混みの中で飲み歩くのは危険そうだったので、ここでしばらく休憩してから先に進みました。

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色とりどりのクッキーとチョコレート

この通りにも、クリスマスらしいカラフルなヒュッテが所狭しと並んでいます。

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オーナメント屋さんの本気を感じるオーナメント

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若干投げやりにも見える雪だるま山積みヒュッテ

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ディズニーランドのカントリーベア・シアターにいるやつ!笑

いままで買い物はしていなかったのですが、ついに見過ごせないお店を発見。

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文房具屋さん!

よく見ると先ほどの製紙印刷博物館の出店でした。クリスマスっぽいものも含め様々な柄のノートや紙箱、先ほどたくさん遊んだガラスペンやカリグラフィー用のペンやインクが並んでいます。

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どれにしようか決められない(買う前提)

ノートはサン・ジミニャーノで買ったし、ガラスペンも夫からクリスマスプレゼントとしてもらったイタリア土産を日本に置いてきているので我慢。部屋の収納が乏しくて困っていたので、アクセサリーケースに使える小さな紙箱だけ買いました。

これをきっかけにいろいろ欲しいものが目に留まるようになり、いろいろ悩んで買ったり買わなかったりしながら時間が過ぎました。まだ広場に到達していません(笑)。

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木のからくりおもちゃの手作りキット

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これ本当に美味しかったです。パンにもパスタにも良さそう

ガリレオ温度計やロータリーキャンドル、繊細な細工の懐中時計も、ヒュッテに並ぶとクリスマスの飾りの一つのように見えてきます。

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細やかな細工がキラキラしています

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トトロとジャックもいる

火をつけて溶かしてしまうのがもったいないような綺麗なキャンドルも。

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お菓子のような彩りのキャンドル

最後に足止めされたのがスタンプのお店。スタンプ集めは一度はまったら沼が深いような気がして今まで避けて通ってきていたのですが(笑)、飾られているサンプルがいろいろ美しくて負けました。クリスマスすごい

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エンボスパウダーと透明なインクで立体感のある仕上がりに

このイチョウや綿毛のような、少しぷっくりさせるのはどうやるのかを聞いたら、実演しながら教えてくれました。だんだんドイツ語が伝わるようになってきて嬉しいです。

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白地に金もかわいい

一個あればクリスマスカードが手作りできるようなハガキサイズの大きなものもありましたが、とりあえず小さなバラ窓風のスタンプを選びました。

作ってもらったサンプルに感動しながら悩み抜いた末に買うものを決めたら、帰り際に「また質問があったら戻ってきてね」と言ってくれました。

 

そしてついに、もう一つの会場、バールフュッサー広場に到着

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おそらくバーゼルのクリスマス一番の名物

歴史博物館の前でメルヘンに輝く大きなクリスマスピラミッドが目を引きます。ここの1階部分にグリューワインやビール、食べ物が買える売店と飲食スペースがあります。

一応中に入ってみたのですが、ビニールで風を防いでいるおかげで暖かくて快適すぎて、立つ隙間もないほど人が密集していました。断念。笑

ちょっとした軽食を取ろうと期待していたのですが、大聖堂前の広場以上に混雑していたので、夕食は普通にレストランに行くことに。

 

とにかく賑わいがすごくて圧倒されましたが、イルミネーションとホットチョコレートとヒュッテ巡りを存分に楽しめて、クリスマスを満喫した気分になれました。

私たちは夕方まで博物館に行ったり街散策をしていましたが、これだけの広さと店舗数があるので(そして夜になるにつれ混雑するので)、より早い時間からクリスマスマーケットに専念してもまったく飽きないと思います

 

ということで、バーゼルのクリスマスマーケットの様子をお伝えしました!重い画像と2500字超の文章にお付き合いいただきありがとうございました。笑

 

次のクリスマスマーケットはいよいよチューリッヒ!少しずつ撮りためたものを紹介していきます。